【写真】阪神対DeNA 試合後、あいさつを交わし健闘を称え合う藤川球児監督(左)と相川亮二監督(撮影・上田博志)

セ・リーグ王者の阪神はCSファイナルステージで敗退。日本シリーズ進出の夢が途絶えた。来季はリーグ3連覇、4年ぶりの日本一を目指す戦いになる。

ファイナルステージでは佐藤輝明内野手(27)と森下翔太外野手(26)が負傷。佐藤は第1戦の2打席目で背中を痛め、森下は第2戦で右足痛を発症した。

第2戦は佐藤がベンチ外、第3戦は2人がベンチスタート。破壊力を欠いた打線は3試合連続完封負けを喫した。

中野拓夢内野手(30)の「シーズン中は本当に何回も輝と森下に救ってもらった。全員でカバーしながらやっていくだけ」というコメントは心からの本音だった。スタメン復帰した第4戦は14安打5得点。逆転負けを喫したが、森下が2発、佐藤がマルチ安打と、やはり大黒柱2人の大きさが分かった。

シーズンが終わり、球団はメジャー挑戦の意向を持つ佐藤のポスティングシステムを利用した米移籍容認を検討している。今後も話し合いを継続して最終決断を下す。来季は佐藤不在の打線になる可能性は十分にある。

今季佐藤は三冠王を獲得し、シーズンMVPの有力候補。不動の4番が抜ける重みは、岡本和真と村上宗隆をメジャーに送った今季の巨人、ヤクルトも経験した。新たな力の台頭とチームの底上げは必須。ポストシーズンで5打席無安打、4三振と悔しい思いをしたドラフト1位立石正広内野手(22)の成長にも期待したい。

常勝軍団を維持するのは難しい。年々他球団の警戒が強まり、主力の勤続疲労も出てくる。明確な課題を痛感した虎が、勝負のオフシーズンに入る。【只松憲】

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【阪神】大黒柱不在で浮き彫りになった課題 リーグ3連覇へ底上げ必須 常勝継続へ勝負のオフ 」