【高校野球】仙台育英・小久保颯弥「みんなの思いが乗った一打だった」2本の適時打で打線けん引
<高校野球秋季東北大会:仙台育英8-7八戸学院光星>◇17日◇準決勝◇宮城・石巻市民球場
来春センバツの当確ランプがともった。仙台育英(宮城)が延長10回タイブレークで八戸学院光星(青森)を8-7で破り、決勝進出を決めた。1番小久保颯弥外野手(2年)が先制打、そして一時勝ち越し打と2本の適時打で打線をけん引した。
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仙台育英のリードオフマンが勝負強さを示した。3回に中前適時打で試合を動かした小久保が、同点に追いつかれた8回も快音を響かせた。2死満塁、カウント0-2から外角スライダーを捉え、一時勝ち越しの2点適時打を放った。ここ一番で勝負強い背番号8は「簡単に追い込まれてしまいましたが、みんなの思いが乗った一打だったと思います」。塁上で力強く拳を握った。
2試合連続でタイブレークを勝ちきった。手に汗握る展開を制することができるのは、須江航監督(43)が発案した「終盤の鬼」で培った底力だ。あと1球で試合の勝敗が決する展開を想定した実戦を何度も繰り返してきた。小久保は「終盤を握りきる練習、追いかける展開も何回もやらせてもらった。それが生きたのかと思うので、練習に付き合ってくれたメンバーにもとても感謝しています」。恩返しを結果で示した一打でもあった。
投手陣は、先発の古川諒弥から福井勇翔(ともに2年)への継投で、14四死球と苦しみながらも耐えた。4年ぶりのセンバツ当確に須江監督は「あれだけ四死球を出してもギリギリ守れたのは、一生懸命守った結果。首の皮一枚でつながっていく感じだったので、それが収穫です」と、競り合いで得た度胸にも手応え。掲げる神宮大会優勝に向け「挑戦権をつかめればと思うのですが、この流れでいくと次もハイレベルな長い試合になりそうです」。18日は休養日。2戦連続激闘の疲れを癒やし、あと一つ、白星をつかみとる。【高橋香奈】