【DeNA】“加藤ファミリー”が「勝てる捕手陣」を体現 加藤コーチ「僕が父親…」
<セ・CSファイナルステージ:阪神5-8DeNA>◇17日◇甲子園
DeNAの「捕手トリオ」が、ポストシーズン初の3試合連続完封を含む6試合で計7失点の好リードで、チームを2年ぶりの日本シリーズ進出に導いた。
下克上日本一を達成した2年前のCSでは、阪神とのCSファーストステージ第2戦から7試合連続で戸柱恭孝捕手(36)がスタメン出場したが、今CSでは36歳の戸柱、24歳の古市尊捕手(24)、22歳の松尾汐恩捕手(22)の3捕手が2試合ずつ先発マスクをかぶり、勝利に貢献した。
各試合での選手の起用の理由について、加藤健バッテリー戦術・育成コーチ(45)は「うちの先発投手、相手先発との相性、直前の試合の勝ち負けや流れとかを見ながら監督と話をして、最終的には監督が決めています」と説明。「必ずこうするというのはなく、3人それぞれに特徴や長所があるので、いろんな形がありますし、複数の選択肢があるというのは武器にもなる」と話した。
勝負の短期決戦に向けた入念な準備が、実を結んだ。5月に正捕手の山本がソフトバンクにトレード移籍。4年目の松尾を中心に起用し、経験を積ませながら、8月以降は古市、戸柱の出番が増え、カード頭など重要な一戦は戸柱に託す場面が増えた。加藤コーチは「僕が父親のような立場でトバが長男、フルが次男、汐恩が三男で、みんなでカバーしあいながらやれています」と笑顔で話した。
最年長の戸柱は「チームで戦っているので、誰がかぶろうがみんなで共有して、次につながるようにやっていこうねって話はしています」と力を込めた。相川監督は理想の捕手像に「勝てる捕手」を挙げ「打者と投手の1対1ではなく、(打者に)捕手を意識させて、捕手と投手の2対1で打者と戦える」捕手を求める。
“加藤ファミリー”が「勝てる捕手陣」を体現し、勝ち上がった。【久保賢吾】