【ソフトバンク】正木智也、守備ミス→CSファイナルS初アーチの逆転弾「絶対に取り返すと」
<パ・CSファイナルステージ:ソフトバンク6-2日本ハム>◇16日◇みずほペイペイドーム
自慢の豪打で試合をひっくり返した。ソフトバンク正木智也外野手(27)がCSファイナルS初アーチとなる逆転弾でケリをつけた。
5回だった。1死から9番庄子雄大内野手(24)が左翼越え二塁打で出塁。1点を追う場面で回ってきた絶好機。自己最多となるシーズン28本塁打をマークした長距離砲は雪辱の1発を誓っていた。カウント3-2からの6球目。日本ハム先発加藤の直球を逃さなかった。豪快に振り抜くと打球は左中間スタンドに突き刺さった。逆転の1号2ラン。打球速度173キロ。飛距離124メートルの値千金弾だ。
「打ったのはまっすぐ。自分のミスから勝ち越しを許してしまい、この打席で『絶対に取り返す』というその気持ちだけでした」
正木は珍しく右手の拳をギュッと握ってダイヤモンドを駆け出した。
失敗はバットで取り返す-。1-1の同点で迎えた5回表。無死一塁から田宮の一ゴロを処理した正木は二塁へ悪送球。無死二、三塁とピンチを拡大し、水野の適時内野安打で同点とされてしまった。ミスを犯してもしっかり挽回すればいい。胸に誓った打席で正木は即答してみせた。
今季は、右足の蜂窩(ほうか)織炎のため開幕には間に合わなかった。それでも5月中旬にチーム復帰すると「長距離砲のリードオフマン」として急成長。破壊力満点の打力で打線のけん引役となった。もちろん、戦いはまだ終わっていない。日本シリーズの夢舞台でも「豪打」を披露するつもりだ。