【写真】関国大対天理大 優勝決定戦を制し春秋連覇を果たしてマウンドに輪を作る天理大ナインら(撮影・佐藤妙月)

<阪神大学野球秋季リーグ:天理大2-1関西国際大>◇優勝決定戦◇16日◇GOSANDO南港野球場

天理大が関西国際大との優勝決定戦を制し春秋連覇、通算29度目の優勝を果たした。10日からの第5節、首位だった大体大との対決で1試合も落とせなかった中、見事に2連勝してこの試合を迎え逆転優勝となった。

今秋ドラフト候補の天理大・的場吏玖(りく)投手(4年=大阪電通大高)が先発し、9回1失点で完投。「やっぱりうれしいの一言。最初、優勝が遠ざかって、優勝する確率が減った中で、こうやって優勝できたのはとてもうれしく思います」と笑顔をみせた。巨人ほかNPB4球団が視察に訪れるなか、しっかりとエースの投球で優勝に貢献した。

立ち上がりの初回は2安打や死球と不安定だったが無失点。2回以降、的場らしい、走者を背負いながらも得点を許さない粘りの投球で、得意の変化球もうまく操りながら7回まで0を並べた。8回こそ2死一塁から連打を浴び1点を失って悔しそうな表情を見せたが、最少失点で切り抜け、9回最後の打者を抑えると両手を突き上げて喜びを爆発させた。

10日に先発で完封、11日は救援で3回無失点、そしてこの試合で先発し1失点完投と、負けられない戦いが続いた中、マウンドを守り抜いた。「やっぱりゼロにこだわってやっているので、3試合で1失点だったのは優勝に大きくつながったんじゃないかな」と素直に自身をたたえた。

土台がしっかりしたことが、この結果につながった。6月の全日本大学選手権をからこの秋にかけて、「動かないときは基本食ってるみたいな感じ」と間食を増やしてとにかく食べ、なかなか動かず悩んでいた体重の増加に成功した。すると「下半身が安定してからコントロールが良くなったので、打たれることが少なくなった。スピードも春より出ていた」と良い方向に進み、リーグ戦有終の美を飾ることができた。

次は関西地区代表決定戦を勝ち抜き、明治神宮大会への出場権を獲得して過去のリベンジを果たすべく、また準備を進める。「2年生のときも秋神宮出させてもらって、最後サヨナラ負けでベスト4っていう悔しい思いをした。しっかりこの秋神宮行って優勝できるように頑張りたい」と意気込んだ。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 天理大が春秋連覇!ドラフト候補・的場吏玖「うれしいの一言」1失点完投、4球団視察 」