【写真】ソフトバンク対日本ハム 9回裏ソフトバンク1死満塁、サヨナラ満塁本塁打を放った栗原陵矢(中央)はコーチ陣と笑顔でハイタッチ(撮影・岩下翔太)

<パ・CSファイナルステージ:ソフトバンク6-2日本ハム>◇15日◇みずほペイペイドーム

ソフトバンクが栗原陵矢内野手(30)のサヨナラ満塁弾でド派手にCS突破に王手をかけた。ファイナルステージ第2戦は、同点の9回1死一、三塁から近藤健介外野手(33)が申告敬遠。目の前で歩かされ「緊張の方が燃えるより勝っちゃっていた」と緊張感の中、日本ハム福島の3球目直球を中堅右のホームランテラスゾーンまで運んだ。

人生初のサヨナラ本塁打。「初めてだったんでうれしかったですし、ちょっとゆっくり走って、みんなが来るのを待つ時間を使って最後いきました。谷川原の声がめっちゃ響いていた」と歓喜の輪に飛び込む瞬間をじっくりと味わった。

福島からは8月20日にエスコンフィールドで満塁弾を放っており、再現となったが「全然頭にはなかった。今日の勝負だったので」と目の前の勝負に集中していた。

小久保裕紀監督(55)も「やっぱり燃えるものもあったでしょうし、本当にすばらしいサヨナラ本塁打でした」と4番を絶賛した。アドバンテージ(2勝)を含めて4勝とし、16日に勝つか引き分ければ3年連続となる日本シリーズへの切符をつかむ。昨年はあと1勝から最終戦までもつれただけに、3連勝と聞かれた指揮官は「そらそうです」と即答した。シーズンでも圧勝した日本ハムに隙を見せず一気にけりをつける。

▼ソフトバンクの4番栗原がサヨナラ満塁弾。プレーオフ、CSのサヨナラ本塁打は今年の1S<1>戦カナリオ(西武)以来6人目で、サヨナラ満塁弾は09年2S<1>戦スレッジ(日本ハム)以来17年ぶり2人目。ソフトバンクのサヨナラ勝ちは25年ファイナルS<1>戦(山川=左安)以来6度目になるが、サヨナラ本塁打は初めてになる。また、4番打者のサヨナラ安打は、10年ファイナルS<4>戦の和田(中日=左安)15年ファイナルS<1>戦の内川(ソフトバンク=右安)に次いで3度目で、4番のサヨナラ本塁打はプレーオフ、CSでは初めてだ。

▼ソフトバンクがアドバンテージの2勝を含め4勝0敗となり、今日の試合で○か△で日本シリーズ出場が決まる。シリーズ出場をかけたプレーオフ、CSで先に王手は昨年まで48チームのうち45チームが進出。今回のように無傷で王手は3戦先勝、4戦先勝を合わせ過去26チームすべて突破している。ソフトバンクは<1>戦に続いて2点差を逆転。プレーオフ、CSで2試合連続2点差以上の逆転勝ちは24年1S<2>、<3>戦日本ハム以来5度目。今季のレギュラーシズンでパ・リーグ新記録となる44度の逆転勝ちをマークしたソフトバンクが、CSでも得意の逆転劇で王手をかけた。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【ソフトバンク】小久保監督「燃えるものもあったでしょう」栗原陵矢サヨナラ満弾でCS突破王手 」