【写真】ソフトバンク対日本ハム 9回裏ソフトバンク1死満塁、サヨナラ満塁本塁打を放った栗原陵矢(中央)はコーチ陣と笑顔でハイタッチ(撮影・岩下翔太)

<ニッカンスポーツ・コム/プロ野球番記者コラム:CATCH!!>

<パ・CSファイナルステージ:ソフトバンク6-2日本ハム>◇15日◇みずほペイペイドーム

シーズン制覇の強烈な勢いのまま、ソフトバンクが強さを誇った。日本ハムとのCSファイナルS第2戦は劇的な栗原のサヨナラ満塁弾で決着。劇勝に沸く一塁側ベンチとは対照的に、グラウンドを引き揚げる日本ハムナインの姿が何とも痛々しい。新庄ハムの立場に立ってみると「何で勝てないのか」と、歯ぎしりの音すら聞こえてくるようだった。

シーズン開幕前はV争いの好敵手だった。終わってみれば対戦カードの戦績は18勝5敗(2分け)とホークスが圧勝。3位から最終決戦に勝ち上がった日本ハムは7戦5勝がシリーズ進出への条件。約半年のペナントレースを戦って5勝しかできなかったチームが、1週間で同数字の勝ち星を求められるのだから酷な話ではある。

監督時代から、すさまじいばかりの勝利の執念をホークスに植え付けてきた王球団会長は4番栗原の殊勲弾に言葉も弾んだ。

「ナイスゲーム、ナイスゲーム! 夢に描いたようなホームランだったね。栗原は(その前までの打席は)ちょっとイマイチだったからね。でも、あそこでああいう結果を出すのは大したもんだよ。とにかく(2勝の)アドバンテージなんて考えずに、勝たなくちゃいけないんだからね」

現役時代に通算8本のサヨナラ本塁打を放っている王会長だけに、打席でのプレッシャーや、快音を響かせた後の歓喜も知り尽くしている。「だって栗原は(今季の)ホームラン王と打点王を取っているんだからね。(前の打者が敬遠されて)この野郎と思ったんじゃないの」。シーズン40発を放ち118打点と急成長した「新4番」の働きを激賞した。

3年連続の日本シリーズ進出へ王手をかけたが、まだ決着はついていない。残り「1勝」。消沈気味の新庄ハムに甘い顔を見せるつもりはない。【ソフトバンク担当・佐竹英治】

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【ソフトバンク】「夢に描いたような」王会長も言葉弾む栗原の殊勲弾 急成長「新4番」を激賞 」