【写真】エネオスの飯山志夢 

<指名を待つ男たち>

22日のドラフト会議まで1週間を切った。運命の1日が迫る中で、プロ注目の社会人を取り上げる。

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中日飯山裕志2軍監督を父に持つ志夢(もとむ)内野手(23=立正大)は、2年前のドラフト指名漏れの悔しさを糧に、社会人の強豪ENEOSで走攻守の技術を磨き、再びドラフトに挑む。「2年前に比べて成長はできている」と、胸を張った。

日本ハムで活躍した父の姿が野球の原点だ。今でも覚えているのは現役時代の姿。いつも札幌ドームの公式戦は試合前練習から見学した。「よく見ておきなさい」と隣で母が言った。「他の選手が打撃練習をする横で、父が汗だくになりながらノックを受けている光景が、今でも目に焼き付いているんです」。グラブの出し方、スタートの切り方。1球1球集中して右に左に動く父の姿。「継続することの大切さを学びました」。その姿を常に頭の片隅に置きながら、野球に取り組んできた。

この1年の成長が自信になった。強肩で守備に定評があったが、大学時代は打撃が課題だった。ENEOSでは打撃の内容を追求した。「タイミングを取るのが遅かった。大胆にタイミングを早く取る。バットは内から出す。それをやり続けました」。父から学んだ「継続力」で感覚を身に付けた。今夏の都市対抗野球では三菱重工Eastの補強選手として出場。4強入りに貢献した。

これからも父の姿を追いかける。「プロの世界で、父の成績も抜かしたいですし、父から学んだ野球に向かう姿勢、行動を貫いていきたい」。ドラフトで父に最高の報告をしたい。【保坂淑子】

◆飯山志夢(いいやま・もとむ)2003年(平15)2月13日生まれ、東京都葛飾区出身。花の木小1年、金町ジャイアンツで野球を始め、金町中では荒川尾久ボーイズに所属。中央学院(千葉)を経て立正大では4年時にプロ志望届を提出も指名漏れ。50メートル6・0秒、遠投120メートル。目標にする選手は父の飯山裕志。好きな言葉は名前の由来「志高く夢をかなえる」。178センチ、82キロ。右投げ左打ち。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【ドラフト】ENEOS・飯山志夢「プロの世界で父の成績も抜かしたい」父は裕志中日2軍監督 」