【写真】東京ダービーに向けて取材に応じた東京Vの相馬直樹監督

東京ヴェルディの相馬直樹監督(55)が、東京ダービーを浮上の足掛かりにしたい考えを口にした。

15日に東京・稲城市のクラブハウスで17日のFC東京戦(午後3時開始、味スタ)に向けて取材対応。緊急登板から2戦目となる中、他クラブと違って14日にルヴァンカップがなかったこともあり「全員にゲームをさせる時間ができたりとか、全体としての共有が進んできている」と話した。

前節のサンフレッチェ広島戦は4-4-2システムでコンパクトな陣形を保ち、ミドルブロックで構えた。ライン間で自由にやらせない組織だったディフェンスから前へのベクトルを強めたサイド攻撃で好機も作った。結果は0-2で敗れたが、ネガティブなものではなかった。

そこからより守備のやり方を共有し、意思統一を図ったもようだ。

今回のダービーでは当然、勝利を目指す。現在の両チームの状況をみれば、間違いなくFC東京の方が上。だが簡単に終わるつもりはない。

「今、我々に大事なことは(戦い方の)共有の上で成功体験をつけていけるか。実際にプレー1つうまくいったシーンだけでなく、最終的に勝ちに持っていきたい。今回は東京ダービーという形になるので、多くのお客さんも来てくれると思うので、そういうところで(成功体験を)達成できたら選手たちにとっても自信になる」

相手も同じ4-4-2布陣とあってミラーゲームとなってくる。そこで大事になってくるのは、「要はマッチアップのところで単純にまず勝つってこと」だ。

相馬監督が繰り返し口にするのが「準備」という言葉だ。

「攻撃にしても守備にしても一手先というつながるサッカーをしたいと思っている。そこの準備のところをより早くできるかどうかっていうのが大事。さっきのマッチアップの話もそうですけど、そのオフの準備次第で変わってくる。それでオンが生きてくる。(新井)悠太であれば、スピード感だったり、そういうところの攻守が生きてくる。他の選手も含めてそういうふうにできるようにしていきたい」

東京ダービーだからという理由ではなく、「成功体験」イコール「勝ち点3」がチームを変える起爆剤となる。

サッカーはとかく理屈で語られるものだ。それでも、手が使えず足で行うという不測のミスがつきものの競技ゆえに想定通りに事は運ばない。ゆえに、どこか吹っ切れた感覚や大胆さ、勢いが勝負を左右する鍵となってくる。

戦い方の方針は定まった。あとは自信を持って送り出す選手たちに魂を込められるかどうか。

双方の歴史もあってJリーグ屈指の熱いカードとなる東京ダービー。最後は両者の意地のぶつかり合い、メンタルが物を言いそうだ。【佐藤隆志】

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【東京V】相馬監督「攻撃でも守備でも一手先という、 繫がるサッカーをしたい」カギは準備 」