【ソフトバンク】小久保監督、早めの継投「短期決戦ですから」ドラ3鈴木豪太が逆転劇呼び込む
<パ・CSファイナルステージ:ソフトバンク6-4日本ハム>◇14日◇みずほペイペイドーム
ソフトバンク小久保裕紀監督(55)が早めの継投で日本ハムに逆転勝ちし先勝。アドバンテージ2勝を含め3勝とした。いきなりエースのリバン・モイネロ投手(30)が誤算だった。小久保監督も「今年一番悪かった」と言うほど初回から乱調。2回も味方の守りで何とか1失点に踏ん張ったが3回に2安打3四球で2点リードを奪われ、なおも2死満塁で降板を決めた。3回途中3失点。「短期決戦ですから」と早めの決断だった。
2番手にはドラフト3位ルーキーの鈴木豪太投手(23)を投入。大商大で鍛えられたマウンド度胸で「気持ちで負けないように」と山県をカットボールで遊ゴロに仕留めた。回またぎの4回は2番からの好打順もテンポよく9球で三者凡退。その裏の5点の逆転劇を呼び込み勝利投手となった。
新人でCS初登板初勝利は球団では06年柳瀬以来2人目の快挙だ。得意のカットボールはプロ入り後に磨いて武器にした。「1球で勝利投手になったぐらいから自信の球になりました」とシーズン15試合目で初勝利の6月25日オリックス戦ごろから勝負球で自信をつけていた。その後も小刻みな継投策で日本ハムを振り切った。
∇ソフトバンク・モイネロ(2回2/3を6安打3失点で降板し)「チームに迷惑をかけてしまった。ただ、中継ぎが頑張ってくれてチームが勝ってくれたことは良かった。次はしっかり自分の投球ができるように切り替えていきたい」
▼ソフトバンクは2番手のルーキー鈴木豪が勝利投手。プレーオフ、CSで新人の勝利投手は19年甲斐野(ソフトバンク)以来7年ぶり11人目。球団では06年柳瀬、19年甲斐野に次いで3人目。柳瀬は1S<2>、<3>戦で、甲斐野は1S<3>戦、ファイナル<1>戦で、2人ともリリーフで2勝を挙げている。
▼ソフトバンクが先勝し、アドバンテージの2勝を含め対戦成績3勝0敗。シリーズ進出へ「あと2勝」とした。ソフトバンクが日本シリーズ出場をかけたプレーオフ、CSで<1>戦を勝利したのは11度目。過去10度のうち、04年を除く9度は日本シリーズに進出しており、突破率は90%になる。ちなみに、4戦先勝制となった08年以降のCSで「3勝0敗」のケースは過去17度(20年は除く)あるが、すべてのチームが突破。3勝0敗から4敗は過去になく、あと6試合を2勝4敗でも進出できるソフトバンクにとってはかなり有利な「3勝0敗」となった。