【ドラフト】明大・岡田啓吾「100万ドルの足」の異名 ジュニアオリンピック100mで9位
<指名を待つ男たち>
10月22日のドラフトまで残り1週間となった。分岐点の1日が迫る中で、プロ注目の大学生2人を取り上げる。
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明大・岡田啓吾内野手(4年=前橋育英)は「100万ドルの足」の異名を持つ。名付け親は、同大の松岡功祐コーチ(83)。選手、スコアラー、スカウト、コーチと役割を様変わりしながら、およそ60年にわたって日本球界を最前線で見てきた松岡コーチも「足だけで100万ドルを稼ぐことができるんじゃないかと思わせてくれる選手。何より塁に出た時の思い切りがいい」とほれ込む。一部のスカウトからも「足は今プロに入ってもトップクラス」と評価は高い。
スピードの源泉をひもとくと、群馬のアスファルトでかけっこに明け暮れた幼少期が重なった。小学生の頃はよく父や兄と一緒に走って競い合い、どうやったら当時30代の父や2つ年上の兄より速くなれるかと、家の前の道路で素走りを繰り返した。これが後に目に見える結果となって現れ、小学5年の頃には陸上のジュニアオリンピック100メートル部門で全体9位。中3の頃には100メートル走の自己ベストとなる11秒67を出して学校記録を樹立。そして昨年12月の大学日本代表合宿では、光電管を使用した50メートル走で歴代最高記録の5秒69を計測する礎を作り上げた。
明大に入ってから筋力トレーニングに目覚めた。自信のあるという背中を見せてもらうと、筋肉が盛り上がりボディビルダーのように筋骨隆々だった。筋肉を付けることで持ち味の速さが失われるんじゃないかと問うと「ウェートをしない方がいいと言ってくれる方もいますが、人それぞれだと思う。僕は僕のやったことを正解にしたいです」と力強い答えが返ってきた。羽が生えたような驚異的なスピードと鋼の筋肉を持ち合わせた唯一無二の男が、今ドラフトを面白くさせそうだ。【平山連】
◆岡田啓吾(おかだ・けいご)2004(平16)年5月7日生まれ、群馬・安中市出身。「父が野球をしている姿に憧れを抱いたから」と小1から野球を始める。原市イースト-高崎中央ボーイズ-前橋育英を経て、明大では1年秋にリーグ戦デビュー。14日時点でリーグ戦通算35試合に出場し打率3割1分7厘、3本塁打、19打点。趣味はトレーニングと香水探し。176センチ、79キロ。右投げ左打ち。