NPBが現役ドラフトを12月9日に開催と発表 今年から「除外される選手」の基準が変更に
日本野球機構(NPB)は14日、現役ドラフトを12月9日に開催すると発表した。5回目を迎える今年は、規定の一部修正が行われ、対象から「除外される選手」の基準(第8条)が変更された。
従来の規定では、前年10月以降にトレードなどで獲得した選手は現役ドラフトの対象外とされていた。しかし今回の改定により、除外対象が「現役ドラフト開催年の年度連盟選手権試合終了の翌日以降に獲得した選手」に絞られたことで、前年10月から今年7月31日までにトレード等で獲得した選手も現役ドラフトの対象に含めることが可能となった。
NPBの保科求己法規室長は「対象範囲を広げることで2巡目を活性化させる狙いがある」と説明した。指名枠の拡大や各球団の補強ニーズに応え、より多くの移籍成立を目指す。
現役ドラフトは出場機会に恵まれない選手の移籍を活性化することを目的に、22年12月に初開催された。
第1回では大竹耕太郎投手(ソフトバンク→阪神)が翌年に12勝、細川成也外野手(DeNA→中日)が24本塁打でブレーク。オコエ瑠偉外野手(楽天→巨人)も出場機会を増やした。
第2回では水谷瞬外野手(ソフトバンク→日本ハム)が今季97試合に出場し、打率2割8分7厘、9本塁打をマーク。佐々木千隼投手(ロッテ→DeNA)は28試合に登板し、防御率1・95で、日本シリーズでもマウンドがった。中村祐太投手(広島→西武)は27試合に登板した。
第3回では矢崎拓也投手(広島→ヤクルト)が45試合に登板し2勝0敗12ホールド、防御率1.93。6月から8月にかけては17試合連続無失点を記録し、救援陣を支える活躍を見せた。
第4回では辰見鴻之介外野手(楽天→広島)が移籍を機に代走のスペシャリストとして70試合に出場。代走で27盗塁の日本記録をマークし、このほど「侍ジャパン」にも選出された。
なお、以下の9項目の選手は現役ドラフトの対象外となる。
(1)外国人選手
(2)複数年契約選手
(3)来季年俸5000万円以上の選手(1人は5000万円以上1億円未満も可)
(4)FA権を行使したことのある選手
(5)FA資格選手
(6)育成選手
(7)前年の現役ドラフトにより獲得した選手
(8)現役ドラフト開催年の年度連盟選手権試合終了の翌日以降に、選手契約譲渡により獲得した選手
(9)現役ドラフト開催年の年度連盟選手権試合終了の翌日以降に、育成から支配下契約に切り替えられた選手
なお、選択会議第2巡目の指名順位はパ・リーグが優先される。
また、来季の出場選手登録人数(31人/ベンチ入り26人)および外国人選手枠(登録5人/ベンチ入り4人)については、いずれも現行通り据え置かれた。