【写真】山形対仙台 勝利のダンスを踊る仙台MF浅倉廉(手前)(撮影・高橋香奈)

<明治安田J2>◇11日◇第10節◇NDソフトスタジアム山形ほか

仙台の勢いが止まらない。ベガルタ仙台がモンテディオ山形との「みちのくダービー」を1-0で制し、4連勝で首位を堅守した。今季初スタメンのMF浅倉廉(25)が前半26分に先制ゴールを決め、クリーンシートで守り切った。山形はホームで痛い2連敗を喫した。

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起用に応えた1発だった。前半26分、ペナルティーエリア中央からMF相良が放ったシュートが相手DFにはじかれ、再び攻めるもゴールは揺れず。浅倉は「何かが起きると思って準備をしてました」と、こぼれ球に反応し右足でゴール下に決めきった。「初スタメンだったので結果を残してやろうと臨んだので、自分のゴールで勝ててよかった」。値千金の今季2ゴール目で有言実行してみせた。

J2・J3百年構想リーグで頂点に立ち、6季ぶりのJ1昇格を目指すリーグ戦。開幕戦は藤枝に0-2で敗れ、第2節の大分はスコアレスドローも、その後は7勝1分けで首位を快走。同構想リーグ王者はフロックでないことを証明している。

今節もコンディション不良の選手が数人と戦力を不安視していたものの、森山佳郎監督(58)は「途中出場の選手もいい働きをしてくれていたので」と浅倉を今季初スタメンに抜擢(ばってき)。みちのくダービー初見参の浅倉は「迫力がすごくて、これがダービーかと」。熱気を帯びたピッチでフルタイムで躍動し「一つ自信になりましたけど、後半精度が落ちるところが課題なので、しっかり試合に出続けて体力をつけていきたい」と、気を引き締めることも忘れなかった。

虎の子の1点を最後まで守り抜き、プライドをかけた一戦を制した。指揮官は「一言で言うと苦しいゲームでした。やっぱりゴール前で体を張ってやってくれたところが、勝ちきれたひとつの要因かなと思います。」と安堵(あんど)。その上で「中盤でもうひと揺さぶりできる、攻撃面での余裕が欲しい」。さらなる高みを目指し、勝ち点を積み上げていく。【高橋香奈】

○…山形はゴールを揺らせず勝率5割復帰を逃した。キャプテンのMF土居聖真(34)は「チャンスを作りながらも決めきれなかった」。ボール支配率は相手を上回り、後半は攻撃陣を増やして攻めただけに、ホームで悔しい敗戦となった。「悪いところを探しがちですが、今日もあったいいプレーの質を改善するというところにも、目を向けていきたい」と前を向いた。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【仙台】みちのくダービー制し4連勝で首位堅守 浅倉廉V弾「初スタメンだったので結果を」 」