大学日本代表の仙台大・大城海翔、14三振奪う快投で完封「持ち味も出せて良かった」Vへ逆王手
<仙台6大学野球秋季リーグ:仙台大6-0東北福祉大>◇10日◇第7節1日目◇東北福祉大野球場
4季ぶりの王座奪回へ王手をかけた。仙台大が6-0で開幕8連勝中の東北福祉大に先勝した。大学日本代表の左腕、大城海翔投手(3年=滋賀学園)が9回5安打無四球、14三振を奪う快投で完封した。打っては新保玖和内野手(3年=霞ケ浦)が、本塁打争いを独走する今季4号3ランで援護した。あと1勝で勝ち点5の完全優勝となり、24年秋以来12度目のリーグ優勝が決まる。
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頂上決戦で圧巻の投球を演じた。仙台大の先発マウンドに上がったのはエース左腕・大城。先頭打者に安打を許す不安な立ち上がりも、その後は快投を続けた。直球とスライダーを軸に散発5安打。5回の3者連続三振を含め、8回まで毎回奪三振で福祉大打線を手玉に取った。球威は衰えず、最終回にはこの日最速の151キロをマーク。「ずっと気が抜けなかった。ゼロに抑えにいった中で、三振も取れるという持ち味も出せて良かったです」。気迫の119球で、無四死球完封の大仕事だった。
第5節の東北工大との2戦目で、チームは今季初めて黒星を喫した。1戦目で51球を投じていた大城は中1日で3戦目のマウンドに上がり、延長11回タイブレークまでもつれ込む熱戦を153球の力投で勝利への道筋をつくった。「こういう試合で勝ちきれたことがなかったので、いい経験になりました。力の配分の参考にもなりました」と成長を重ねている。
今年7月には大学代表に選出されワールド・カレッジ・ベースボール・チャンピオンシップに出場。予選ラウンドの強敵アメリカ戦では4番手として登板した。同じ左腕でドラフト候補の関西大・米沢友翔投手(4年)にスライダーのアドバイスを受けるなど、今秋ドラフト候補の好投手らとも意見交換し、学び多き期間を過ごした。
ここまで開幕から8連勝の宿敵に土を付け、逆王手をかけた。「いつでも投げるつもりで。いいピッチャーがいるので、支えながら勝ちをつかみたいと思います」とフル回転を誓った。【高橋香奈】