【写真】阪神対ヤクルト 4回裏阪神1死、四球を選ぶ森下翔太。投手中村優斗(撮影・加藤哉)

<阪神0-4ヤクルト>◇8日◇甲子園

阪神森下翔太外野手(26)が初タイトルを手にした。2打席目に四球を選んだところでお役御免。出塁率を3割9分4厘に上げ、佐藤との争いで逃げ切った。「そんなにイメージしていなかったんですけど、タイトルを取ったことないので、うれしいです」と初の勲章をかみしめた。

4年目の成長を示す栄誉だ。主要部門の打率2割9分2厘、35本塁打はともにリーグ2位で自己ベストだが、出塁率には陰の貢献度が表れる。とくに優勝を激しく争った終盤戦で森下は強引な手出しをやめた。冷静に選球し、四球でこぶしを握ることもあった。

9月は無理な引っ張りも減らした。守備シフトをあざ笑うような意識的な右打ちが増え、9月30日には3カ半ぶりに右方向に2安打。9月以降は打率2割3分9厘にもかかわらず出塁率は4割を超えた。後ろには三冠王がいる。1、2番に加えて3番がつなぎ役で機能した。「そこは(佐藤)輝さんのおかげです」。

打撃3部門で尊敬する先輩と争ってきた。本塁打でリードした時期もあったが、最後はエゴを捨てて優勝に突き進んだ。先輩にタイトル総なめを許さなかったのは「勝たせる3番打者」の意地だった。【柏原誠】

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【阪神】森下翔太が価値ある最高出塁率「テルさんのおかげ」チーム勝たせる3番打者に進化 」