【ドラフト】「みちのくのドクターK」大学日本代表にも選出の富士大・角田楓斗がプロの舞台へ
<指名を待つ男たち>
アマチュア野球特集、「指名を待つ男たち」の第2回目は、関東、東北の選手を紹介する。それぞれの思いを胸に迎える10月22日、プロ野球ドラフト会議。彼らの運命をかけたその日が近づいている。
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「みちのくのドクターK」がプロの舞台へ羽ばたく。北東北大学リーグに所属する富士大・角田楓斗投手(4年=東奥義塾)は大きな背中を追いかけてきた。2年前、ドラフト会議で1大学では史上最多となる6人の指名を受けた世代を見守った。「ああなりたい。超えていけるように頑張りたいと思いました」。広島から2位指名を受けた佐藤柳之介らとともに練習やウェートをしていた右腕が一層気を引き締めた瞬間だった。
3年春はリーグ記録タイの1試合19奪三振をマーク。それでも、2季連続で全国の舞台へ届かず「去年勝てなかったことが自分の中で大きくて、原動力でした」。今春は最優秀防御率の好投でチームを3年ぶりの全日本選手権へ導き、1回戦の松山大戦では7回14奪三振を記録。ウェートとフォーム改造で培った直球の最速は153キロ。質の高い直球、変化球を内外角に投げ分けられる制球力を磨き「ゲームを作る能力が高くなりました」と手応えを得た。
7月には大学日本代表に選出。2試合にリリーフ登板し、WCBC初代王者に貢献。集大成となる秋季リーグ戦では、角田も5試合で先発し4勝をあげ、胴上げ投手になった。「ドラフト1位」を祈願して1度だけ宙を舞った角田が運命の日を待ちわびる。【高橋香奈】
◆角田楓斗(かくた・ふうと)2004年(平16)9月23日、青森県弘前市出身。小学3年から野球を始め、弘前一中-東奥義塾-富士大。富士大では1年秋からベンチ入り。3年春のリーグ戦では19奪三振のリーグタイ記録。4年春は最優秀選手賞、最優秀防御率、ベストナイン。秋は最優秀選手賞を受賞。26年7月のワールド・カレッジ・ベースボール・チャンピオンシップ(WCBC)では大学日本代表に選出。178センチ、85キロ。右投げ左打ち。