【写真】日本対ニュージーランド 前半、攻め込む久保建英(撮影・江口和貴)

<キリン杯:日本2-1ニュージーランド>◇5日◇決勝◇MUFG国立

新たな伴侶が見守る前で、先制起点だ、優勝だ。俳優の福原遥(28)との結婚を2日に電撃発表したばかりの日本代表MF久保建英(25=Rソシエダード)が、ニュージーランド戦に先発して躍動した。前半28分には敵陣深くでのドリブルで起点となり、FW上田綺世(28=リール)の先制弾を演出。幸せ絶頂のプレーで攻撃をけん引した。日本は2-1で勝利し15年ぶり12度目の優勝を果たした。

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国立の大観衆が、そのプレーに酔いしれた。MF久保がトップ下で先発し、開始からキレのある動きを見せた。前半1分と10分には繊細なタッチから決定機を演出。ひらり、ひらりと舞うように相手をかわし、攻撃をけん引。上田の先制弾の場面では、得意のドリブルで右サイドの深い位置に進入。相手を2人引きつけるなど、起点となった。同37分には自ら持ち込んでシュートを放ち、同追加タイムにも上田へ決定的なパスを出すなどノンストップ。後半19分に交代するまで果敢な仕掛けを繰り返した。

2日にインスタグラムで結婚を発表。「お互い忙しい身ですし、タイミングも限られて。日本に僕が戻ってきた期間でいろいろ考えてという感じ」と異例とも言える代表活動期間中の発表となったが「こういった瞬間を日本代表で迎えられるのはすごく幸せ」と、充実感をにじませた。

スタンドでは久保の背番号「20」のユニホーム&タオルマフラー姿の福原が観戦。愛するパートナーからの熱視線を受けながら、貫禄すら感じられるパフォーマンスで応えた。

6月のW杯北中米大会では、1次リーグ最初のオランダ戦で左ひざを負傷。期間中の復帰がかなわず不本意な形で終えることになったが、W杯後初の活動となった今回の4連戦では、全試合に出場。2戦目のベネズエラ戦では終了間際のPK獲得で勝利に貢献し、先発した3戦目のエクアドル戦では鋭い突破からのスルーパスなどでチャンスを量産。天才少年と呼ばれ、早くから注目されてきたレフティーが、不動の主軸として新たなスタートを切った。

目指す場所はまだまだ高いところにある。W杯北中米大会を制したスペイン代表との差を「簡単に目には見えない何かもあると思うし、単純に選手の質でまだまだ追い付けていない」とし、「そこは日本人としてもやっぱり今後に期待したいし、僕ももっともっと成長したい」と貪欲。22年のNHK朝ドラ「舞いあがれ!」で新妻が演じた、幾多の苦難を乗り越えて空への夢をかなえたヒロインのように、天才レフティーは世界屈指のアタッカーへと羽ばたいていく。【永田淳】

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【日本代表】久保建英、妻・福原遥が見守る前で先制弾演出 不動の主軸として新たなスタート 」