若元春、33歳誕生日に全日本力士選士権制覇 優勝の証を落としかけ「あぶねー」
大相撲の東前頭11枚目の若元春(33=荒汐)が、誕生日を優勝で飾った。5日、東京・両国国技館で行われた第83回全日本力士選士権大会で、決勝は宇良を豪快な上手投げで破った。2回戦では秋場所を制した横綱大の里も撃破。「僕でいいのかなというのはあるんですけど、光栄です」と喜んだ。
9月に行われた秋場所では10勝5敗。好調を維持し、「その流れで体の状態は良かった」と振り返った。優勝旗には双葉山の名も。「祖父の師匠でもあるわけで、尊敬する方でもあるので、名前を連ねることができてうれしいです」と、歴史ある大会を制した喜びをかみしめた。
記念撮影では思わぬハプニングもあった。優勝者に贈られる選士権章を腕に巻いてポーズを決めていると、外れてしまった。落ちる直前でキャッチし、「あぶねー」と苦笑い。手にした栄誉は、しっかり守った。
この日迎えた33歳には「33歳でしか取れない相撲を目指したいです。33歳が一番よかったなと思えるように」と思いを込める。「年齢に見合った武器を持てればなと思います」と口にした。
6日から始まる秋巡業では「心身ともに充実させられれば」と、11月の九州場所に向けて状態を整える。【山田遼太郎】