【写真】ニュージーランド戦に向け、前日会見で笑顔を見せる森保一監督(撮影・宮地輝)

日本代表の森保一監督(58)が4日、キリンカップの「優勝決定戦」となるニュージーランド戦(5日、東京・MUFG国立競技場)に向けて記者会見した。そこで追加招集されたDF望月ヘンリー海輝(25)が、所属するFC町田ゼルビアのルヴァン杯出場のため、チームから一時離脱したことの経緯などを説明した。過去に例をみない出来事だっただけにメディアから質問が出た。

望月は9月29日、DF渡辺剛(フェイエノールト)の負傷離脱を受け、追加招集が発表された。1日のエクアドル戦は出場機会はなく、2日に今度はチームからの一時離脱が発表された。3日の京都戦に後半43分から途中から出場し、延長からPK戦に突入した試合にプレーした。そして4日の代表練習には元気な姿を見せている。

森保監督は「代表ウィークの中で天皇杯もルヴァン杯もやっているということで、その日程を踏まえた中でバックアップで来てもらうということにおいて、試合をやっていても我々の活動に参加してもらって、戦力のサポートになりえる。仮に試合に出られなかったとしても、トレーニングの中で戦術な部分を共有してもらって、で11月のシンガポールの戦いやアジアカップの時に再招集させてもらうかもしれないので、バックアップという意味での練習、試合に出られなくても練習だけでも意味があるのかなと思いました」

「もちろん試合に出る、出られるチャンスを与えられるのであれば、その機会は与えたいなと思っていますが、最低限のことを考えてもメリットはたくさんあると思います」

そしてこれまで指揮官も口にしてきた、日本サッカー界ならではの日程問題。しかしJリーグのシーズン移行が始まり、過渡期にある中、日本協会、Jクラブが歩み寄っているゆえの「追加招集→一時離脱→再合流」だった。

「世界的にみると、1部リーグで、ヨーロッパの主要リーグで活動が代表ウィークと重なっているのは、なかなかないというところではありますが、それは今季Jリーグがシーズン移行をしたばかりで、サッカーの歴史もまだヨーロッパに追いついていかなければならないところはあると思いますが、現段階では代表ウィークとJリーグであったり、協会の天皇杯もありますし、そういった活動が重なる中でも未来のサッカーのために、よりスムーズな関係でやり取りができるようにということを、この期間でうまく日本サッカーのために両方が協力しあっていることと感じてもらういい機会でもあります」

そう話した上で念を押すように「日程的にはみなさんの中で疑問が出るかもしれませんが、日本サッカーの未来のために、みんなが協力し合ってやっているところをJFAとJリーグがまず率先してやっているところの発信になればいいかなという思いもあります」。

また、合流した望月は、今回の一時離脱についてどう捉えているのかと問われると「流されるままにです」とちゃめっ気たっぷりに返した。そして「若いので。できる体があるうちはやっていきたいなって。全てに全力でやっていきたい」とポジティブに受けとめていた。【佐藤隆志】

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【日本代表】森保監督、望月ヘンリー一時離脱に見解「未来のために円滑な関係でやり取りできる」 」