【ヤクルト】石川雅規、約9分間の引退スピーチ「ヤクルトで良かった…」家族、チームメートに感謝
<ヤクルト1-3中日>◇3日◇神宮
ヤクルト一筋25年の石川雅規投手(46)が現役生活にピリオドを打った。試合後、引退セレモニーに臨み、慣れ親しんだ神宮で最後のあいさつを行った。約9分。家族、ファン、チームメート、スタッフに向け、感謝の思いを述べた。
冒頭で「引退試合を開催するにあたり、ご尽力くださいました球団関係者の皆さま、各所関係者の皆さまこの場を借りてお礼を申し上げます。本当にありがとうございました」。そして「幼いころから野球を始めて『野球がうまくなりたい』。『大きい人に負けたくない』。その気持ちで今日まで全力で投げてきました。でもその中で苦しい時、逃げたい時、辞めたい時、数多くの思いがありました。でも、小学校、中学校、高校、大学、プロと一緒に野球する先輩、後輩、同級生、そして素晴らしい指導者の方々のおかげで今日を迎えることができました。今までたずさわってくださった方、誰1人が欠けても今の僕は存在しません。本当にありがとうございました」。
両親に対しては「小さい体で生まれて、それでも、たくさんの愛情たっぷりに育ててくれた。野球を教えてくれて、たくさん心配、苦労もかけました。でも、今日があるのは2人のおかげです」。息子2人にも「君たちの笑顔にいつも勇気づけられました。試合で負けた日や、つらい時、君たちの笑顔を見ると、すべてが吹っ飛び、元気をもらいました」。長年支え続けてくれた妻には「学生からともに歩んできました。あなたの明るい性格、いつも真っすぐで僕の道を照らし続けてくれました。つらい時、どんな時も『絶対、大丈夫だから』。『いつも味方だよ。相棒だよ』って言っていただきました。あなたがいたから何も心配することなく打ち込むことができました」と頭を下げた。
1軍の最前線で投げ続け、NPB通算188勝を積み上げた。「200勝という夢は僕の大きなモチベーションでした。188勝で終わりましたが、誇れる188勝、194敗だと思います」と胸を張った。
ベンチから見守る後輩に「君たちと同じ時間を一緒にユニホームを着て、野球ができて幸せでした」としファンへ「本当に温かいご声援ありがとうございました。25年間、石川雅規を愛してくださってありがとうございました」と語った。最後に「このスワローズのユニホームを着て現役を引退することができて本当に幸せです。いや~。本当にヤクルトで良かったです。本当にありがとうございました。またいつか会いましょう」と締めくくった。
スピーチを終え、神宮のマウンドではナインから胴上げもされた。そして息子2人と一緒に場内を1周。四方八方から割れんばかりの石川コールが神宮に鳴り響いた。