【阪神】リリーフ陣が総力戦で執念のドロー 12回抑えた石井大智「本当に全員が頑張って」
<阪神2-2巨人>◇1日◇甲子園
阪神のリリーフ陣が総力戦で執念のドローに持ち込んだ。7番手でラストの延長12回を抑えたのは石井大智投手(29)だ。先頭の小林を全球直球で見逃し三振に仕留めると、後続も直球で打ち取り3者凡退。「本当に全員が頑張って」と汗を拭った。
みんなこの試合にかけていた。思いがあふれ出たのは1-1で迎えた8回だった。3番手及川が吉川に一時勝ち越しの中犠飛を許した。「悔やまれますね」。ベンチで悔しさにさいなまれた。それでも土壇場の9回、大山が同点の中前適時打。仲間に救われた左腕は、目を潤ませ、みるみるうちに涙でいっぱいになった。「救われました」。助け合いが今季の虎の強さだ。
10回は工藤がマウンドへ。1死から泉口に四球を与えたが、代打ダルベックを完璧に決めた161キロ直球で見逃し三振。最後は門脇を空振り三振に仕留めると、思わずほえた。「四球を出した後が大事だと思っていたので、最後抑えられて良かったです」。延長11回は岩崎が1安打無失点に抑え、追いすがる8巨人の勝利を許さなかった。
藤川球児監督(46)は「いい集中力を持って戦ってくれたと思いますので、選手たちも笑顔でしたしね」とねぎらった。頂点に立つ日まで、変わらず全員で戦い抜く。【磯綾乃】