【写真】日本対ウズベキスタン ウズベキスタンに勝利し、記念写真に納まる日本の選手たち(撮影・前田充)

U-21日本代表が、同じく21歳以下の編成で戦うウズベキスタン代表との死闘を勝ち抜いた。激戦をPK戦の末に制して3大会連続の決勝進出を果たした。前半9分に今大会初失点で先制を許したが、後半43分にFW石橋瀬凪(20=湘南)のヘッドで追いつき、延長戦に突入。PK戦で勝ち切った。率いた大岩剛監督(54)は準々決勝からスタメン11人全員を入れ替える大胆采配。宿敵U-23韓国代表が待つファイナル(3日、豊田ス)に駒を進めた。

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まさに死闘だった。近年急速に力をつけ、育成年代のアジア舞台で何度も競ってきた難敵を倒した。10人目までもつれるPK戦を、日本がものにした。大岩監督は「準決勝にもなればプラン通りにいかないことは当たり前。選手たちが最後までよく頑張って、追いついて勝った」と評価した。

勝負強さを見せつけた。今大会初めてリードを許す展開。球際の強度で後手に回り、前半は思うように主導権を握れなかった。しかし、後半開始から投入したMF横山の積極的な仕掛けからリズムが生まれ、何度も決定機を作る。同43分にDF小杉の左クロスに石橋が頭で合わせて追いつき延長戦に突入。ドリブラーが不得意だったはずのヘディング弾を執念でたたき込んで、勝利を呼び寄せた。

大岩監督のマネジメント能力が光る。準々決勝の北朝鮮戦からスタメンを全員代えた。「我々は常に登録の23人で戦っていくというグループ。非常にいい状態に選手たちがいてくれて、自信を持って今日の準決勝に選手たちを送り出しました」。パリ五輪世代を率いていた頃から一貫しているチーム全員で勝ち進むスタイルで勝ち切った。

大会を通してタフさが増している。1次リーグ初戦香港戦はなかなか得点が奪えず苦戦。準々決勝も攻め込まれながら、ワンチャンスをものにして1-0で競り勝った。この日のPK戦前には、選手同士、スタッフと選手などさまざまな方向で密なコミュニケーションがあったという。指揮官は「『23人全員で戦うんだ』という話をシンプルにした。我々のグループでやるべきことを、選手たちが同じ方向を向いて話している姿を見て、私が出るまでもないなと感じでいた」とうれしそうに振り返った。

いよいよ決勝。過去2大会の決勝で敗れたU-23韓国とのリベンジマッチへ「ぜひ前回の悔しい思いをぶつけたい」と三度目の正直へ意気込んだ。【佐藤成】

▽GKピサノ(PK戦勝利の立役者。地元愛知での決勝へ)「今日も勝って気分もすごくいいと思うんで、しっかり足をすくわれないよう、いい準備をしたい」

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【日本代表】U21大岩監督「23人全員で戦うんだと話をシンプルにした」PK戦前を振り返った 」