【阪神】高橋遥人、ここぞの快投16勝でM3「緊張の要素に順位が入るが技術がぶれなければ」
<阪神5-0ヤクルト>◇30日◇甲子園
阪神が4日ぶりに優勝マジックを減らし「3」とした。高橋遥人投手(30)が8回無失点の快投。16勝(3敗)で最多勝のタイトルを確定させ、最高勝率も確実にした。試合のなかった巨人とのゲーム差を2に広げた。最短優勝は変わらず、試合のない10月2日だ。
高橋は初回1死二塁を切り抜けた。「あそこで点取られてたら全然変わっていた。なんとしても抑えたかった」。ツーシームで田中のバットを折って一ゴロ。松下は力強い高め直球を連投して空振り三振。2、3回と援護をもらい、さらに加速。走者を出したあとのアウトは全てゴロと三振で奪った。直球、変化球とも間違いなく制球する高橋の真骨頂だった。
「長いイニングを久々に投げられて充実感があります。寅威さん(伏見)がいろいろな球種をまんべんなく使ってくれた。(投球の)したい動きを後半になってもできた。これが普通じゃなきゃいけないですね」と、より高いレベルを自らに課した。
優勝争いは佳境。巨人が背後に迫る緊迫の展開。状況を受け止めながら重要なマウンドに立った。「シーズン終盤は緊張の要素に『順位』が入ってくる。でもメンタルがぶれても技術がぶれなければ関係ない。そのために練習しているので。今日は自信になりました」。シーズン序盤、高橋の快進撃とともに始まった連覇への長い道のり。ここ一番でまたも会心の投球を見せた高橋が、巨人との大一番につなげた。【柏原誠】