【写真】日本メディアの前で日本語を次々に披露したマルテ・ブルペン捕手

ドジャース佐々木朗希投手(24)と仲良し、ハムレット・マルテさん(ブルペン捕手)は言語習得に熱心な勉強家だった。同投手の登板後によく、遠くから威勢のよい日本語が聞こえてくる。声の主はマルテ・ブルペン捕手だ。9月26日(日本時間26日)のジャイアンツ戦前、ダグアウトのベンチにメモ用紙のような紙を持って、日本人メディアとともに“即席日本語レッスン”が始まった。

「おなかペコペコ」

「どこ?」

「おーすごい!」

「つうやく」

「なに知ってるの」

「そう、そう、そう」

「またね、ありがとうございます」

次々と日本語を披露し、ひらがなも学習。日本メディアに教えられながら、間違えれば消しゴムで消し、書き直して修正していた。

ノリノリな日本語学習は止まらない。人気漫画「NARUTO-ナルト-疾風伝」のオープニングソングも歌い始めた。「羽ばたいたら~♪戻らない~と言って~♪」。周囲を見渡し、得意げだった。同ブルペン捕手によると、佐々木から教えてもらったという。

前日のジャイアンツ戦で、佐々木は2番手として登板。8回から登板し、2三振、3者凡退の好救援で完封勝ちにつなげた。試合後、取材を受けていると、遠くから「オレ、ツウヤク(俺、通訳)!」と大きな声で日本語が聞こえ、クスリと笑いが起きた。

メジャー1年目の昨季から、佐々木を支える裏方スタッフの1人。今季は5月23日のブルワーズ戦、5回4安打3失点(自責点2)で3勝目を挙げた際、クラブハウスで「おにいちゃん、かっこいい!」と日本語が響き渡った。

同ブルペン捕手はドミニカ共和国出身。ドジャースやジャイアンツ傘下のマイナーリーグで、23年まで選手としてプレーしていた。言語も文化も異なる環境の中で戦うことの過酷さが、身に染みて分かるのかもしれない。

この日の日本語レッスンは、選手の練習サポートを終えて一度ダグアウト裏へ引き揚げてから、再びベンチへ戻って日本メディアとの言語交流が始まった。和やかに、笑顔があふれた約15分間のやりとり。そういう雰囲気が、徐々にチームになじんだ佐々木の大きな手助けとなったに違いない。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 佐々木朗希の仲良し“ツウヤク”!? マルテ・ブルペン捕手の日本語学習法 あの人気漫画の歌も 」