【桧山進次郎】6回に阪神大山悠輔らしい巧打、状況を把握した上での打撃内容 チームは前進
<DeNA3-8阪神>◇26日◇横浜
阪神はここでDeNAに負ければイヤな流れになっていた。しかもこの一戦で3位が確定したDeNAとはCSで対戦する可能性もある。その意味では反撃を許さず、相手をねじ伏せた感が強かった。
前日25日の阪神は、同カードの終盤に競り負けていただけに、先取点は大きかった。1回から立ち上がりのDeNA先発尾形を攻め立て、佐藤の中犠飛、大山悠輔内野手(31)の適時打で先手を打ったことで流れを引き込んだ。
4回に左越え本塁打を放ったが、大山らしい巧打をみせたのは6回。代わった若松がこの回、先頭の森下に四球、続く佐藤の左二塁打で二、三塁。大山らしいといったのは、ちゃんと状況を把握した上での打撃内容だったからだ。
チームはショート元山の痛すぎる適時失策で同点に追いつかれていた。4回無死二、三塁。大山はまったく引っ張る気がなかった。若松の1-2からの4球目ストレートを右方向に打ち返した2点二塁打は、まさに思い描いた通りだった。
先発才木は好調とは言いがたかった。三振をとるタイプにはありがちだが、序盤から球数が多かった。3ボールになる場面が目立っているし、今後の戦いを考慮したときの課題といえるだろう。
前日は主戦の村上で勝つことができなかったし、その一夜明けには失点につながるエラーも出た。そのすべての負の要素を5番大山のバットが救った形で、チームは前進することができた。(日刊スポーツ評論家)