朝阪神が引退「記録上は無休」憧れの鉄人・金本知憲氏を見習い10年半にわたる土俵人生に幕
<大相撲秋場所>◇13日目◇25日◇東京・両国国技館
西序二段17枚目の朝阪神(26=高砂)が、現役最後の取組を終えた。西序二段15枚目の土佐清水(29=時津風)に引き落とされ、4勝3敗で最後の場所を締めくくった。
花道で黄色い花束を受け取ると、笑顔を見せた。「けがなく終わることができて良かったです。10年半、取り終えたので、終わったなという感じです」。最後の一番も「普段通りでした。何も変わらずですね」。すっきりした様子で、今場所を「勝ち越せたのが良かったです」と振り返った。
大阪・泉大津市出身で、幼い頃から阪神ファン。16年春場所に初土俵を踏み、18年春場所で朝塩本から「朝阪神虎吉」に改名して注目を集めた。
憧れは「鉄人」と呼ばれた金本知憲氏。現役時代からのファンで、改名時には「けがせず出場を続ける姿は目標」と語っていた。それから8年余り。自身の歩みを「不戦敗が1回ありましたけど、記録上は無休。けがなくできたのが良かった」と振り返った。
現在首位を走る阪神には「日本一目指してほしい。パ・リーグが強すぎるので難しいかも知れないですけど」とエール。引退後は都内の鉄板焼き店で働く予定という。【山田遼太郎】