「村上効果」ホワイトソックス 21年以来5年ぶりにPS進出 過去3年連続100敗から再建
<ロイヤルズ1-9ホワイトソックス>◇24日(日本時間25日)◇カウフマンスタジアム
ホワイトソックスが24日(日本時間25日)、敵地でロイヤルズに快勝し、21年以来、5年ぶりのポストシーズン(PS)進出を決めた。過去複数年連続で100敗以上のチームとしては、史上初の快挙となった。「4番一塁」で出場した村上宗隆内野手(26)は、4打数1安打1打点。メジャー1年目で主軸となり、シャンパンファイトで美酒に浸った。
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ベナブル監督の音頭でスタートしたシャンパンファイト。いつもは殊勲の本塁打を放っても淡々と話す村上が、この日ばかりは思いっきりはじけた。地元テレビ局のインタビューに、英語で叫びながら答え、最後は「I’m Japanese!」と、かつてブルージェイズ川崎宗則がシャンパンファイトで爆笑を誘ったフレーズを絶叫。誰彼となく抱き合い、喜びを分かち合った。
「最初は弱いチームに入ったとかいろいろ言われたが、みんなで(PS進出を)喜べて良かった。すごくいいチームメートと一緒に最高の気分を味わえてうれしく思う」。
24年にはメジャーワースト記録の121敗を記録するなど、3年連続100敗以上と低迷したホ軍が大方の予想を覆し、PSにたどりついた。だが、村上にとって外野の下馬評は心外だった。1年目ながらキャンプ中から若いチームの潜在能力、雰囲気の良さを感じ、チームとして大きく成長する手応えを感じ取っていた。村上自身、開幕以来、豪快なアーチを重ね、アッという間にチームの主軸として定着。5月下旬、右太もも裏痛で離脱したものの、地元ファンの間でも高い人気を集め、球宴にも選出された。日米両国からの注目度が上がり、チーム全体の士気に影響したのは、間違いなく、「村上効果」の一端だった。
ここまで33本塁打を放ち、ホ軍屈指の存在感を発揮する一方、三振数の多さ(リーグ3位の192)を指摘する声も聞こえた。だが、「まだ26歳」と割り切る村上は、常に「これからの野球人生」を想定し、困難や苦境も、すべて成長過程の一環として正面から向き合ってきた。中途半端に当てに行くようなことはせず、空振りを恐れることなく、常に力強いスイングを繰り返してきた。
残り3試合。PS進出を決めただけでなく、首位ガーディアンズに1ゲーム差で地区優勝の可能性も残る。この日、先発投手を含めたスタメン10人の平均年齢は25.4歳。失うものはない。「またこの先、何回も(シャンパンファイトを)できるように頑張りたい」。日本一だけでなく、五輪、WBCでも頂点に立った村上が、PS出場だけで満足するはずはない。