【データが語る】川崎F小林悠、模範的プレー、レッドカードなし 途中出場で歴代最多29ゴール
川崎フロンターレFW小林悠(39)が23日、川崎市内のクラブハウスで会見を開き、12月末で現役を引退すると発表した。10年に加入してからは川崎F一筋。17年の現役生活に別れを告げる決断をした。
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小林悠はJリーグで数々の記録を残した。J1通算405試合に出場して歴代7位の144得点。16年からは歴代4位タイの6シーズン連続2桁ゴールをマークし、5得点以上という基準で集計すると、11年からの12シーズン連続ゴールは歴代1位となる。けがに苦しんだ時期がありながら、好不調の波が少なく、コンスタントにゴールを積み重ねた。
エースFWとして16年に日本選手最長タイのJ1リーグ戦7試合連続ゴールを達成。17年には23ゴールを挙げて得点王を獲得し、川崎Fに初のタイトルをもたらした。勝負強さを発揮し、最終節の大宮戦(等々力)ではJ1の優勝決定試合で初となるハットトリックを達成してMVPに輝いた。
23年以降はスタメンの機会が減ったものの、限られた出場時間で監督とサポーターの期待に応え、途中出場でのゴール数は歴代最多の通算29点。「Jリーグにおける途中出場選手の最多得点数」としてギネス世界記録にも認定された。
J1での1試合90分換算の得点数は0・55点。通算100ゴール以上の日本選手は11人いるが、その中ではFW中山雅史(磐田など)の0・53点を上回り、最高だ。
川崎Fでアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)など国際大会を含め公式戦通算532試合に出場して184得点。ピッチ内外で紳士的に振る舞い、そのフェアプレーは若い選手の模範になった。10年に加入してからは川崎F一筋。偉大なストライカーは、レッドカードを受けたことが一度もなかった。【石川秀和】
◆日本代表での小林悠 国際Aマッチ通算14試合2得点。14年10月10日の国際親善試合ジャマイカ戦(新潟)でデビューし、30歳だった17年12月12日の東アジアE-1選手権の中国戦(味スタ)で初ゴールを記録した。30歳80日での日本代表初ゴールは当時、史上5番目の年長記録となった。
◆小林悠(こばやし・ゆう)1987年(昭62)9月23日、東京都町田市出身。麻布大渕野辺(神奈川)から拓大を経て、10年に川崎F入り。17年に主将としてJ1初優勝に導き、得点王、MVP、ベストイレブンの個人3冠。J1通算405試合144得点。国際Aマッチ14試合2得点。家族は夫人と3男。177センチ、72キロ。