新関脇藤ノ川、安青錦との技術戦に勝つ 館内大歓声「安易に肩すかしとかいかず辛抱できた」
<大相撲秋場所>◇6日目◇18日◇東京・両国国技館
新関脇の藤ノ川(21=伊勢ノ海)が、大関安青錦(22=安治川)とのめまぐるしい攻防の末に、寄り切りで4勝目をあげた。
立ち合いで左上手をとられて苦しい展開。
安青錦の左からの切り返しを2度も外して、耐える。相手が右手を伸ばして渡し込みを狙った際に、最高のタイミングで右からすくい投げ。
大関の体勢を崩して、右下手が深く入ったタイミングで、そのまま正面から寄り切った。
技術がつまった攻防に、館内から大歓声を浴びた。
藤ノ川は最後の寄り切りについて「右が入ったので力比べをしようかと思って。苦しい体勢でしたが、安易に肩すかしとかいかずに辛抱できた」と自画自賛。
相手の左からの切り返しには、右足を回すように動かして、2度も外した。
「頭に入れているというか、場所前のけいこがよかった。霧島関と何番もけいこして。霧島関はいろんな技をしかけてくれる。身になった。(耐えられたのは)しこを踏んでいるので」と振り返った。
相手が渡し込みを狙って頭が下がった、抜群のタイミングで打ったすくい投げについて「頭にあって狙っていたのか」と質問されて「それは頭にないですが、右が入ったからアレしかないので」と口にした。
これで白星2つ先行。
館内を大いに沸かせた攻防を制したが、「自信になる。でもあまりよろしい相撲じゃないです」と自嘲気味に言った。【益田一弘】