岡本和真が松井超え 3者連続アーチの最後飾る32号ソロは記録ずくめ WC争いへ勢い
<ブルージェイズ8-1オリオールズ>◇13日(日本時間14日)◇ロジャーズセンター
ブルージェイズ岡本和真内野手(30)が13日(日本時間14日)、本拠地オリオールズ戦に「4番三塁」で出場。2試合ぶりとなる32号ソロ本塁打を放ち、2番スプリンガー、3番ゲレロに続き3者連続本塁打をマークした。巨人の大先輩・松井秀喜のシーズン最多本塁打(31本)を抜き、昨年のカブス鈴木に並ぶ右打者の日本人最多記録。また球団の新人最多記録となる85打点にも到達した。ポストシーズン進出へ向け、さらに調子を上げてきた。
◇ ◇ ◇
主軸の連弾に沸く地元ファンの前で、岡本も勢いに乗った。ソロ2本で勝ち越した5回。先発左腕ロジャースに対し、2ストライクに追い込まれながらもファウルで粘り、フルカウントから9球目の速球を左翼席へたたき込んだ。打球の落下点を見届けると、ゆっくりと走り出し、三塁を回る直前には、満面の笑みを浮かべ、右上腕部を指さして腕っぷしの強さをアピール。チームでは12年以来14年ぶりとなる3連発を締めくくり、完全に試合の主導権を引き寄せた。
古巣・巨人の大先輩でもあり、尊敬する松井秀喜が残した04年の31本を抜き、昨年鈴木(カブス)が放った日本人右打者の最多本数にも並んだ。さらに、球団の新人として最多の85打点に到達するなど、記録ずくめの一撃となった。シュナイダー監督は「彼には大量のパワーがある。それで新人の打点記録を作った。相手が左腕で良い相性であれば、彼を中軸に置く」と、今後も左腕相手には4番で起用する考えを明かした。
チームは快勝で3連戦を勝ち越し、勝率5割に復帰。ワイルドカード争いで進出圏内に「1差」と、再び最接近した。今季、通算289打席目で本拠地初アーチを放った主砲ゲレロは言った。「(本塁打の)気分はいいよ。でも、今はチームが勝つことだけだ」。
主軸の「三役そろい踏み」でつかんだ白星が、ラストスパートへの号砲となるのか-。残り12試合。昨季のワールドシリーズで王者ドシャースを土俵際まで追い詰めたブ軍にとって、本当の真価が問われる2週間となる。