バレンシア、コルベラン監督の解任検討と地元メディア 開幕5戦未勝利4連敗中、わずか1得点
バレンシアのコルベラン監督(43)の解任が初めて検討されていると、クラブの地元メディア「スーペルデポルテ」が12日に報じた。
バレンシアは11日のスペインリーグ第5節セビリア戦に0−1で敗れたことで、今季開幕から5戦未勝利、4連敗中、わずか1得点の10失点と散々な結果になっており、1分け4敗の勝ち点1で最下位に沈んでいる。
シーズンのこの時点で勝ち点1というのは、99−00年と24−25年の2シーズンと並び、クラブ史上のリーグ開幕から5試合のワーストタイ記録。しかし、得失点差が−9であることを考慮すると、クラブ史上のワースト記録と言えるだろう。99−00年シーズンは−5(3得点8失点)、24−25年シーズンは−7(3得点10失点)と、得失点差に関しては今季よりも好成績である。
コルベラン監督はこれまで、24年12月の就任以降どんな状況であろうとも、ずっと安定した地位を保ってきた。しかし今、解決策を見いだせないままクラブ史上最悪のスタートを切っていることや昨季から続くチームの疲弊、解任を求めるサポーターのプレッシャーなど、あらゆる逆境に直面している。
同メディアによると、クラブはこのシーズン開幕から続くひどい成績を受け、初めてコルベラン監督の解任を検討しており、オーナーのピーター・リム氏が最終決定権を持っているとのことだ。
しかし、サラリーキャップ(選手の契約年数に合わせて分割された移籍金や選手年俸などの限度額)がスペインリーグで8番目に高額であるにもかかわらず、今夏の移籍市場での投資が14番目のわずか900万ユーロ(約16億2000万円)しか行われず、補強が不十分だったことなどを理由に、「チームの現状はコルベラン監督だけの責任ではない」と擁護している。(高橋智行通信員)