【写真】ソフトバンク対ロッテ 先発のソフトバンク前田悠伍(撮影・梅根麻紀)

<ソフトバンク11-1ロッテ>◇11日◇みずほペイペイドーム

さあカウントダウンだ。ソフトバンクがついに優勝マジックを1桁の9に減らした。

ヒーローは前田悠伍投手(21)だ。無傷の開幕12連勝を決め、ハーラー単独トップに躍り出た。7回を投げて5安打1失点。自己最多の9奪三振もマークし、ロッテを圧倒した。

「(奪三振は)あんまり意識はしていなかったです。真っすぐが良かったですし、テンポ良く投げることができた」

尻上がりに調子を上げた。初回に先制点を与えたが「インコースへのボールが甘くなっていた」と冷静に分析し、イニング間に修正した。真っすぐにチェンジアップ、カーブなどの変化球で緩急もつけ、2回以降は無失点投球。5回、7回は無死から得点圏に走者を背負ったが、追加点は与えない。勝負どころでギアを上げ、得点圏被打率1割1分3厘の強心臓ぶりを発揮した。

高卒3年目とは思えない。破竹の連勝街道でついに勝ち星は負け知らずの12。あと1勝で「最高勝率」のタイトル条件をクリアする。新人王はほぼ当確で「最多勝」との投手2冠も射程圏だ。それでも「シーズンは終わっていない。もっともっといい投球を」と慢心はない。頼もしい若き左腕が、Vロードを引っ張る。【佐藤究】

▼高卒3年目のソフトバンク前田悠が無傷の12連勝。開幕12連勝以上は20年に13連勝した菅野(巨人)以来11人目で、ソフトバンクでは05年に15連勝の斉藤以来5人目。2リーグ制後、高卒3年目以内に開幕12連勝以上は65年林(南海=3年目)12連勝、66年堀内(巨人=新人)13連勝に次いで3人目。パ・リーグでは林に並ぶ高卒3年目以内での開幕連勝記録となった。12勝はリーグ単独トップに浮上。シーズン無敗で最多勝を獲得したのは13年に24勝0敗の田中(楽天)だけだが、前田悠も無敗のままトップの座を守れるか。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【ソフトバンク】前田悠伍「意識してない」も自己最多9K&無傷開幕12連勝 優勝マジック9に