【写真】東京Vに岡山から完全移籍で新加入したFW一美和成

東京ヴェルディに新加入したFW一美(いちみ)和成(28)が11日、即戦力として「自分に求められるものはゴール」と覚悟を口にした。

前日の10日にファジアーノ岡山からの完全移籍が発表されたばかり。プロ11年目、熊本・大津高からG大阪を皮切りに京都、横浜FC、徳島、岡山と渡り歩いた。J1通算130試合12得点、J2通算72試合25得点、J3通算75試合19得点と各カテゴリーで実績を残してきた。

その一美が東京・稲城市のクラブ施設でトレーニング後に取材に応じた。キリッとした端正な顔立ちを引き締め、質問に1つ1つ丁寧に答えた。

その経緯を問われると「岡山で1年やりきろうと思ってた中でのオファーを受けて、自分自身すごい悩んだし、岡山側も全力で止めてくれて『必要だ』と言ってくれたんですけど、自分自身もっと試合に出て自分の価値を上げたいなと思ってこの移籍を決断しました」。その決め手となったものは「ヴェルディさんの熱、熱さが伝わったことかなと思います」と強調した。

10日から練習に合流。次節の13日ジェフユナイテッド千葉戦に向けて登録も完了し、試合に出る準備を進めている。

「岡山でFWとして出たり、シャドーとして出ることが多かったんですけど、その中でやっぱり自分の求められるのはやっぱゴールだと思う。守備の部分を多く求められていて、自分の中でそれが得意だったし、嫌ではないですけど、やっぱりFWとして結果を出したいっていうとこもモヤモヤもありながら、自分のそこは岡山も評価してくれていて、その上でヴェルディの城福さんだったり(強化責任者の)江尻さんとかもそこの部分を高く評価していただいて、自分がやってきたことが無駄じゃなかったなってすごい実感できた。FWとしても結果を残してやっていけるんじゃないかなと思い、ヴェルディに来ました」

東京Vはシーズン前から故障者が続出。しかも主力の離脱が目立ち、チーム事情の通り今季6試合を終えて未勝利の3分け3敗で19位と低迷。特に守備に追われる時間が長くなり、総得点はリーグワーストのわずか2。この苦境を打破すべく、実績あるストライカー一美に白羽の矢が立ち、獲得に成功した。

城福浩監督も、この補強には「強化部が最後の最後までアンテナを張ってくれて、今抱えている課題を解決することに近付くための重要なピースとして、かなり強化部が頑張ってくれた」と喜びを隠せない。

また、次節についてもプレースタイルが東京Vにすぐフィットできるものとあって「最初からチームに最短でアジャストしてもらえるようなやり方をする」と明言。千葉戦で起用したい考えを示唆した。

まずは今季初勝利へ、その期待も担う一美は「やっぱり勝ちに行く。貪欲(どんよく)にやっぱりやっていかないといけないと思いますし、自分自身やっぱり今までやってきた経験だったり、そういうのをチームに還元して、チームを勝たせられるような選手でやっていきたい」「やっぱりフィールドではやっぱり自分が背中で引っ張っていけるような存在にこのチームでなっていきたい」と誓いを立てた。

背番号は33。「(東京Vで)33が空いてて、自分自身プロ1年目の背番号が33番で、初心に返るじゃないですけど、そういう思いもあって33にしました」。初心に戻り、「緑の戦士」として愚直に戦っていく姿勢を鮮明にした。【佐藤隆志】

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【東京V】即戦力移籍の一美和成「結果残す」次節千葉戦へ城福監督も「最短でアジャストさせる」