【写真】福島のカズ(26年5月16日撮影)

サッカー界の「キング」、カズことJ3福島ユナイテッドFC所属のFW三浦知良(59)が、9日に86歳で亡くなった張本勲さんへの追悼コメントを出した。

張本さんはTBS系テレビ「サンデーモーニング」で2015年、カズがJリーグ最年長ゴール記録を更新するゴールを決めた際に「カズファンには悪いけど、もうお辞めなさい」と“引退勧告”をし、大きな話題となった。カズは張本さんの言葉を“激励”と受けとめ、現在に至るまで現役を続行。来年で還暦を迎える今も元気にピッチを走り続けている。

カズのクラブを通じて次の通りコメントした。

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『愛ある「おやめなさいよ」は勲章でした 張本さんを悼んで』

静岡育ちでとにかく巨人ファンだった小学生の僕にとって、張本さんは押しも押されもせぬヒーローでした。

巨人に入ってきた「張本」ってどんなバッターなんだろうと、食い入るようにみたものです。ONのあとはOHだというプレッシャーも大きいなかで、ものの見事に活躍された。あの独特の広角打法に、背番号「10」に見入っていました。

そのイメージは今なお鮮やかで、引退されてからも「喝!」を入れておられる元気な張本さんしか知りませんでしたから、こんな急な悲報に接することになるなんて、寂しい限りです。

僕が50歳も間近になったころでしょうか。ゴールでカズダンスする僕を「ダンスなんておやめなさいよ」とたしなめてくださいました。「もう若い人に譲りなさいよ」とも忌憚(きたん)なく言っていただいて。気が引き締まります。最高の勲章です。

あの張本さんが自分を認識してくださっているのが、うれしかった。30年以上の時を経て、小学生のときに大好きだったヒーローから声を掛けてもらえて、気に掛けてもらえて、僕は幸せでした。ほんとうにありがとうございました。お悔やみを申し上げます。

刺激を入れてくださる方がいないと、ビシッとできないです。僕たちがだらしないプレーでもしたら、これからも間髪入れずに「喝!」と、天国からしかってください。

三浦知良

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野球好きの少年だったカズ。その言葉は激動の時代を生き抜いた張本さんへの敬意があふれていた。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 カズ、張本勲さんを追悼「これからも『喝!』と、天国からしかってください」“引退勧告”で因縁