【写真】阪神対広島 試合前の練習中、空を見上げる阪神藤川球児監督(撮影・上山淳一)

阪神藤川球児監督(46)が、9日に86歳で死去した張本勲さんを悼んだ。「朝から胸が痛かったですね。びっくりしました」。「安打製造機」の異名を取ったレジェンドは、名球会の大先輩でもあった。

「普段は厳しいというよりも『よく頑張っているな』と、選手の時でしたけどね。私にとっては長嶋さんもそうでしたけど、同じような雰囲気を感じました。優しさがあって、いろんなことを経て、その時の姿があるんだなと思うと、人の心から消えないんじゃないですかね」

「サンデーモーニング」(TBS系)のご意見番としての印象も強いが、藤川監督が触れたのは優しい人柄。「僕たちとか若い世代にとって、『喝』だったり『アッパレ』のフレーズで野球界を守ってくださっていた。感謝と、悲しみですね」。すべてはプロ野球界を発展させ、多くの人に見てもらうため。唯一無二の人柄をしのびながら、プロ野球界に関わる1人としての責務も感じている。「必死で戦う姿、グラウンド上で戦う姿を先輩方にいろんな角度から見てもらって、ファンの方々に向けて発信してもらうことが自分の務めですから。悲しいですけれど、今いる、生かされている野球人の私も1人として、まだ戦っていきたい」。

阪神にとって、張本さんはライバル球団で活躍した強敵だった。「特にジャイアンツの選手でもありましたから。今はタイガースとしてもいい戦いを、プロ野球でまだまだやっていかなければ」。その巨人とリーグ優勝を争っている真っただ中。神妙な面持ちで、戦う決意を新たにした。【磯綾乃】

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【阪神】藤川監督「『喝』『アッパレ』のフレーズで野球界を守ってくださった」張本勲さん悼む