【写真】国学院大ー立正大を観戦するマレーシアのナショナルチームの(左から)アクマルコーチ、ウカハリコーチ、ハキム投手、大熊信夫コーチ(撮影・保坂淑子)

<東都大学野球:立正大4-2国学院大>◇第1週第1日◇9日◇神宮

マレーシア代表チームの選手8人とコーチ3人が、国学院大-立正大の始球式を務め、試合を観戦した。

今年2月、国学院大が野球の普及、振興、文化を学ぶために初のマレーシア遠征を行い、ナショナルチームとも交流。その縁がきっかけで、今回「ベースボールクリニック」として8月31日に来日。同大学野球部合宿所に宿泊し、合同練習を行ってきた。

発展途上のチームにとって、日本の野球は驚くことばかりだった。アクマルコーチ(45)は「ウオーミングアップから野球の入り方をコーチングとして学べた」。神宮球場での試合では、応援団がいる中でのプレーにウカバリコーチ(37)は「僕らは応援というものがない。こうやってお客さんがいる球場でプレーするのは国際大会ぐらいしか経験がない。鳥肌が立つような感じですね」と、国学院大の応援団席に陣取り、同校の選手たちとともに、笑顔で声援をおくった。

この経験をチームの将来につなげる。ハキム投手(24)は「朝一緒に起きて同じルーティンでやらさせていただいて、野球以外のことも学ばさせていただいて、野球を楽しめている」と、真剣に取り組むことで、ますます野球を好きになった。

マレーシアの野球協会も発足してまだ10年足らずで歴史は浅い。アクマルコーチは「一年中野球ができる環境をうまく利用し、少しずつステップアップ。まずは東南アジアで1勝が目標です」と、力を込めた。国学院大野球部が、マレーシアとの野球の架け橋となり振興に貢献。新たな日本野球の可能性を示した。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【大学野球】国学院大が懸け橋に…マレーシアのナショナルチームが始球式と観戦