右方向94%…カブスPCAがリーグ本塁打王に2本差に迫る初40号 大谷との打ち方の違いに言及
<マーリンズ10-3カブス>◇6日(日本時間7日)◇ローンデポパーク
カブスのPCAことピート・クローアームストロング外野手(24)が、球団史上10人目、左打者では2人目となる40号本塁打を放った。ナ・リーグ最多本塁打のフィリーズ・シュワバーに2本差まで迫った。MVPを争うライバルのドジャース大谷翔平投手(32)との「本塁打の打ち方の違い」にも言及した。
PCAは敵地でのマーリンズ戦に「1番中堅」で出場。1点を追う5回2死走者なしで、先発右腕フィリップスの初球のスイーパーを捉え、右翼ポール際へ同点の今季40号ソロ本塁打を放った。カブスの左打ち打者では、1970年のビリー・ウィリアムズ以来、球団2人目となった。
球団公式サイトによると、元々中距離打者だったPCAが本塁打の打ち方に目覚めたのは、傘下3Aアイオワに在籍していた23年だった。「効率よくボールを引っ張る方法を学んだ。それが最も大きな成果をもたらした」。右翼ポール際への一打は、まさにそれを体現した。
「アクーニャ(ブレーブス)やジェームズ・ウッド(ナショナルズ)や(大谷)翔平らのように、全ての方向にパワーを向ける必要があるとは感じていない。僕のスイングはボールを引っ張るようにできていると判断した。ここ(メジャー)で上達し、方法を学んだ」。
大谷やウッドら大型選手と比べると、183センチ、83キロの体は大きくない。ここまで33盗塁しているように、スピードは抜群だ。スイングの形から判断し、本塁打の量産は体のビルドアップではなく、引っ張り方向のフライを増やすことで狙った。それが、26年になって結実した。
PCAの本塁打は、通算81本のうち中堅から右が76本と94%を占める。今季も40本中37本が中堅から右。引っ張ることで、初の40本台に到達し、過去に6人しかいない「40-40」(40本塁打&40盗塁)を実現しようとしている。