【写真】川崎FのMF山市秀翔(2025年撮影)

<明治安田J1:川崎F3-1清水>◇第6節◇6日◇MUFG国立

川崎フロンターレの大卒新人MF山市秀翔(22)が、清水エスパルス戦でリーグ戦デビューを飾った。3-1の後半追加タイム3分から右サイドに入り、国立のピッチを駆けて試合をクローズした。

「百年構想リーグまあ離脱してた分、いろいろな方にサポートしてもらったんで。まあとりあえず良かったなという風に思ってますけど、自分のプレーはまだまだこんなもんじゃないと思うんで、次出た時はもっといいプレーしてやろうという風に思ってます」

試合に出た喜びと悔しさ、両方の感情が入り交じった。注目のルーキーとして2月に加入。特別シーズンの副キャプテンまで託されるも、右鎖骨下静脈血栓症、右胸郭出口症候群を発症し、手術。アピールの場だった百年構想リーグを棒に振った。ケガではなく、痛みはないのに運動を許されない日々。夏からの新シーズンに向けて懸命にリハビリに取り組んだ。

8月26日の天皇杯でプロデビュー。この日も得意の中盤ではなく、右サイドでのプレーした。練習中も起用されることがあったため、問題なく入れたという。「常に緊張しますけど、やっぱ試合入っちゃったら忘れるタイプだと思う。あと思い切ってやることが自分の良さだと思う」とアグレッシブに戦った。

出場時間こそ短かったが、エネルギッシュな姿勢はチームメートにもファン、サポーターにも何かを感じさせるものだった。国立は2年ぶり。早大時代の「早慶戦」以来だった。「お客さん、すごかったっすよ。やっぱりスタジアムで試合ができる、こんな恵まれた職業ないと思ってますし、だからこそ絶対にいいプレーをしないといけないと思いますし、勝たないといけないなと思ってます」とかみしめた。半年間支えてもらった周囲への感謝は尽きない。

とにかく明るい性格で、ピッチ外からチームを盛り上げてきた。今後はピッチ内でも存在感を高めていく。「シュートも決めないといけないし、何か残してやると常に思っている、もっとできる」。川崎Fの元気印がプロとして、大事な1歩踏み出した。【佐藤成】

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【川崎F】注目新人MF山市秀翔がデビュー「こんな恵まれた職業ない」静脈血栓症で半年離脱