【とっておきメモ】日本ハム伊藤大海「1からすべてを変えるつもりで」どん底から78日ぶり白星
<楽天2-5日本ハム>◇5日◇楽天モバイル最強パーク
日本ハムの勢いが止まらない。引き分けを挟んで今季2度目の7連勝。2位西武とのゲーム差を0とした。
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勝利から遠ざかる中、日本ハム伊藤大海投手(29)の思考が、徐々に自分自身に向かうようになっていった。4連敗した8月11日西武戦後は「(適時打を浴びた)滝沢選手にストライクで勝負する意味があったのか」。打たれた相手との駆け引きや組み立ての反省点が、主だった。
大きく変わったのは、同18日ソフトバンク戦で自己最短3回4失点KOの屈辱を味わった後だ。スプリント系のダッシュをする前、トレーナーに肩を上から地面方向に抑えてもらい、負荷をかけた状態で跳ね上がってからスタートするようになった。「思いつきです。でも、どうしてもスプリントのスピードだったり落ちやすい時期で、ちょっと変わった刺激も入れたかった」。焦点が駆け引きではなく、自身の体へと移っていった。
初めての再調整を経て迎えた今回の登板前は「1からすべてを変えるつもりで」と、グラブの位置、始動の方法、力の伝え方、足幅など、投球動作を徹底的に見直した。昨季、沢村賞投手が、どん底から、ひたむきに自らを見つめなおし、実に78日ぶりの白星を手にした。【永野高輔】