【写真】中日対広島 7回表広島1死一塁、二盗成功する辰見鴻之介(撮影・森本幸一)

<中日2-5広島>◇3日◇バンテリンドーム

広島が中日に逆転勝利し、9月最初のカードを勝ち越した。最下位転落を免れ、3位DeNAとのゲーム差を4とした。

1点リードの7回。1死一塁から辰見鴻之介内野手(25)が代走出場。左腕橋本から何度も牽制(けんせい)されながらも「ちょっとかかり気味になっていたところがあったんですけど、赤松コーチが『焦るなよ』と言ってくれたので、我に返れたというか、冷静になれました」。坂倉将吾捕手(28)の5球目にスタート。一度はアウトと判定されながら、リプレー検証の結果セーフに覆った。シーズン26盗塁となり、代走では25個目。79年の藤瀬(近鉄)に並ぶ代走でのシーズン最多盗塁となった。直後に坂倉が適時打を放ち、佐々木泰内野手(23)も犠飛で続いた。前日逆転負けを喫したチームにとって貴重な追加点となった。

2点を追う4回は無死一、二塁から佐々木の左翼線二塁打で1点を返し、無死満塁から2者連続三振で2死となるも、大盛穂外野手(30)が逆転の2点打を放った。3回に先制2ランを浴びた先発栗林良吏投手(30)が4回以降は立ち直った。7回6安打2失点。プロ初の2桁10三振を奪って、7月18日以来の6勝目を手にした。【前原淳】

広島新井監督(代走としてシーズン最多タイ盗塁に)「スピードはもちろん、スタートを切る勇気を持っている。準備などもプロフェッショナルだと思います」

広島大盛(4回2死満塁からしぶとく決勝打)「バットを短く持って何とか粘り強くいきたい中で、ショートの頭を越えてくれたので良かったと思います」

広島栗林(7回6安打2失点で7月18日以来の6勝目)「4回以降は逆転してくれたので、何とか守り切りたい気持ちでした。本当にモッチ(持丸)が全球種をうまく使ってくれたのが良かったと思います」

▼広島辰見が7回に代走で今季26盗塁目。辰見は26盗塁のうち、代走で記録した盗塁が25個(他の1個は代走出場後に打席が回って盗塁)。代走だけでシーズン25盗塁は、79年藤瀬(近鉄)に並ぶプロ野球最多。同年の藤瀬は代走での25盗塁を含む27盗塁している。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【広島】辰見鴻之介「ちょっとかかり気味…」代走でのシーズン最多盗塁達成 大盛穂は逆転2点打