【写真】28号ソロを放つブルージェイズ岡本和真(ロイター)

<ブルージェイズ7-0マリナーズ>◇30日(日本時間31日)◇ロジャーズセンター

可能性がある限り、あきらめはしない-。ブルージェイズ岡本和真内野手(30)が8月30日(日本時間同31日)、本拠地でのマリナーズ戦に「6番三塁」で出場し、28日以来2試合ぶりとなる28号ソロを放った。投げては、サイ・ヤング賞3度のマックス・シャーザー投手(42)が7回無失点10奪三振と快投。快勝したブ軍は、マ軍を「スイープ(同一カード3連勝)」。借金完済まであと「2」、ワイルドカード争いで圏内に「1・5差」とした。

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本拠地ロジャーセンターを埋めた4万2039人の大観衆は、昨年の熱狂を忘れてはいなかった。7回終了後、快投を演じたシャーザーがダッグアウトへ戻る際にはスタンディングオベーション、さらに勝利の瞬間は大声援で選手たちを出迎えた。

主役の座こそ、ベテラン右腕に譲ったとはいえ、岡本のひと振りが試合の流れを決定付けた。3-0と3点リードの6回1死、救援左腕スパイアーに対し、ためらうことなく、初球のスライダーを中堅バックスクリーンへ運び、貴重な追加点を挙げた。

接戦または劣勢の状況であれば、粘り強い四球を含め、出塁が最優先。だが、この打席は、好球必打で甘い球を狙っていい場面だった。27日のロイヤルズ戦で3戦ぶりの安打となる二塁打を放った際には「何かいいきっかけを見つけないと。そうなってくれれば」と、模索している胸中を明かした。追加点が欲しい場面での積極打法は、岡本にとってキッカケとなり得る快打となった。

岡本個人だけでなく、開幕以来、ブ軍はここまで好不調の波を繰り返し、地区内で下位をさまよい続けてきた。だが、昨年、激戦のア・リーグを制し、ワールドシリーズで土壇場までドジャースを苦しめた誇りは失っていない。

この日の快勝劇で、マ軍を「スイープ」。借金完済まであと2と迫り、ワイルドカード(WC)争いでも1・5ゲーム差と圏内を維持した。試合後のシュナイダー監督は、7回無失点10奪三振の快投を演じた42歳シャーザーについて「タイムマシンに乗ったみたいだ」と、終始ご機嫌だった。

依然として、ポストシーズン進出への道は容易ではない。だが、大ベテランのシャーザー、そしてチームトップの28本塁打、78打点の岡本が、攻守の先頭に立ち続けるとすれば、ブ軍の大逆襲が現実となっても、だれも驚きはしない。

◆ア・リーグのワイルドカード争い ア・リーグは東地区がレイズ、中地区がホワイトソックス、西地区はアストロズが首位。東地区は強豪が多く、ワイルドカード争いはヤンキースとレッドソックスがリードし、中地区のガーディアンズがポストシーズン進出圏内の3位に入っている。岡本が在籍する昨年のア・リーグ王者ブルージェイズは、ガーディアンズまで1・5ゲーム差の5位。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 岡本和真、チームトップの28号ソロ マ軍を「スイープ」でワイルドカード争いブ軍大逆襲へ