上田綺世、仏リール移籍へ オランダメディア一斉に報道 本拠地試合後に同僚と異例のユニ交換
オランダ1部フェイエノールトの日本代表FW上田綺世(28)がフランス1部リールに移籍する見通しだと8月30日、オランダの主要紙テレグラフ(電子版)など同国メディアが一斉に報じた。同31日にメディカルチェックを受ける予定だという。移籍が実現すれば、日本のエースは欧州5大リーグ(イングランド、スペイン、ドイツ、イタリア、フランス)初挑戦となる。
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上田はチームメートに別れを告げたという。8月30日にホームで行われたデンハーグ戦に先発し、0-2の後半17分に3試合連続となるゴール。後半35分までプレーし、チームは2-2で引き分けた。試合後には「兄のような存在」と慕う同僚の日本代表DF渡辺剛(29)と異例のユニホーム交換。2人は別れを惜しむかのようだった。
フランス紙レキップも同日、日本代表のエースがフランス1部の強豪リールへ電撃移籍する見通しであると速報。移籍金は1500万ユーロ(約27億8000万円)前後の見込みと伝えた。さらに「伝説のジーコの影響を受けたストライカー」とし、「鹿島アントラーズ時代にブラジルのレジェンド、ジーコに育てられた」と紹介した。
上田は22年夏にJ1鹿島からベルギー1部セルクル・ブリュージュ入りし、1季目で22ゴール。23年夏にフェイエノールトに移籍し、昨季は25ゴールを決めて得点王に輝いた。フランス1部リーグにステップアップを果たせば、欧州5大リーグ初挑戦となる。
日本代表では2大会連続でW杯に出場。今年の北中米大会ではチュニジア戦で2得点した。エースの自覚を胸に「もちろん(次も)出たい。まずは目の前の試合で結果を出し続ける」と次回大会を見据える。
リールは昨季のリーグ戦で3位に入り、今季は欧州チャンピオンズリーグ(CL)に出場する。名将カルロ・アンチェロッティ監督の息子であるダビデ・アンチェロッティ監督がチームを率いる。9月30日に40歳になる元フランス代表FWジルーが最前線で活躍。同国代表で通算57ゴールのFWは今季も健在で、開幕2試合で1得点2アシストをマークしている。
上田はその経験豊富なベテランとスタメンの座を争うことになるが、今季のチームは国内リーグと欧州CLを戦う過密日程となるため、日本のエースは即戦力として期待されている。
◆リール 1944年創立。リーグ優勝は4度で、直近は2020-21年。フランス杯は1945-46年の初優勝から3連覇し、通算6度優勝の強豪。2010-11年にはクラブの下部組織出身のベルギー代表FWエデン・アザールが活躍し、リーグとカップの2冠を達成した。本拠地スタジアムはピエール・モーロワ(5万186人収容)。