【東京V】堅守光るマテウス「痛みも取れてコンディションいい」次節神戸戦へ「自分自身に集中」
開幕4試合で未勝利(2分け2敗)の東京ヴェルディにあって、GKマテウス(33)の堅守が光っている。
31日、東京・稲城市のクラブハウスで取材に応じた緑の守護神は、自身のパフォーマンスについてこう回答した。
「シーズンもしっかりトレーニング詰めていましたし、キャンプ中からも状態がすごいいいのは個人的には感じていた。開幕してから少し体のいくつかの個所に痛みがあったんですけれども、最近その痛みも取れてきた状態での鹿島戦だったので、コンディション的にはすごくいいかなっていうふうに思います」
今季4試合にフル出場。被シュート数は71(ワースト3位)の中、セーブ数(枠内シュートを防いだ数)は13(4位)を数える。そのデータ以上に、ピンチの場面で身を挺し、失点を最小限に食い止めている姿が印象的だ。
前節鹿島アントラーズ戦もスコアこそ0-2だが、内容は惨敗。マテウスのところで防いだものは多かった。抜群の存在感を放っている。
ただチームは主力選手が負傷で欠けたこともあり、勝ち星がなく苦しい状況が続いている。その戦いぶりについてこう続けた。
「開幕して特に3試合、柏(1-3)、岡山(0-0)、鹿島戦(0-2)を含め3試合で、やっぱりチームとしてチャンスを全然作れてないっていうのが現実としてある。これをどう解決していけるものなのかっていうのは、自分たちも問いただしているとこです。新しい選手が来て解決できるものなのか、そうでないのかっていうのも今わからない状態。あとディフェンスの部分でもシュート数っていうのがやっぱり90分通して打たれてしまっているので、そこも含めて修正点っていうのが数えきれないほどあるのかなと思います」
勝ち点が取れない悪い流れの中、チームとして今できることは何なのか? そう問うと、こう返した。
「根本的なところから変えないといけないとこはあると思います。やっぱり今の連戦のところで練習する時間っていうのはなかなか得られない部分はあるんですけど、でもトレーニングの中から、やっぱりチームとしてどうしてもミスが普通になってきて、ミスに慣れてしまっていたりとか、すごいレベルの低いところに全体的に慣れてしまっている部分があると思う。そういったところも含めて選手間での要求っていうところはもっと必要になってくるのかなって思います」
ただチームに勝ち星が付いてこない中でも、取り組む姿勢やモチベーションに陰りはない。チーム状況も含めてこう明かした。
「やる気とか気持ちの部分っていうのは、自分たちのチームは一度も欠けたことがない。やっぱり誰よりも走るし、戦う姿勢を常に見せるっていうのはチームとして持ってるとこりなので。そこは欠けてる部分はないと思いますけど、その中でやっぱり最後のクオリティーの部分だったりとか、クロスに行くところの最後の質、丁寧に上げるだったりっていう、そういったところをもうちょっと練習の中から選手間で要求していかないといけない。そうしないと、自分たちが挙げた問題点っていうのは解決されないのかなって思います」
次節9月2日の相手は、強豪のヴィッセル神戸戦(味スタ)。押し込まれる展開が予想される中、今回もマテウスの活躍なくして勝ち点奪取にはつながらない。
「多分チームの状況だったり、クラブの状況、選手だったりっていうところに目はいきがちになります。そこはあっても、やっぱり自分自身のパフォーマンスに集中して取りかかっていますし、そこにしっかりフォーカスしたい。もちろん試合の中でのミスもありますけど、止められるところもある。その中でまずは自分にしっかりと矢印を向けて、自分の仕事、自分のパフォーマンスに全集中してやれればいいかなと思います」
そういう表情は前向きで明るいもの。引き続き堅守を披露し、今季初勝利をたぐり寄せたいところだ。【佐藤隆志】