ドジャースのムーキー・ベッツ(2025年1月撮影)

<ドジャース6-3レッズ>◇26日(日本時間27日)◇ドジャースタジアム

ドジャースのムーキー・ベッツ内野手(32)が、自身がホストを務めるポッドキャスト番組「On Base with Mookie Betts」で、世界中で話題となった“ヤジ男”について語った。

昨季までの同僚レッズのギャビン・ラックス内野手(27)をゲストに招待。25日(同26日)のパドレス戦(ペトコパーク)では、ビリー・ジーンさんが親族らを2万ドル(約290万円)で購入していたボックス席へ招待。ド軍の三塁側ベンチ横最前列に陣取ると、友人や親族らを楽しませるためにヤジを飛ばし続けたという。

自身は野球に関心はないが、ドジャースファンの義理の弟から、大谷が直近10打数ノーヒットという情報を得ると「ピッチャー! このバッターを抑えれば大丈夫だ! 次は10打数ノーヒットだからな! このバッターを抑えるんだ!」と、大谷へヤジを入れた。大谷は9回に松井裕樹投手(29)から45号本塁打を放つと、ベースを1周してジーンさんに駆け寄りハイタッチをして話題となった。

ベッツは「私がデック(ネクストサークル)にいたときに、ずっと彼はショウヘイにヤジを飛ばしてた。私は『ショウヘイ、頼むからヤツを黙らせろ』って思ってた。そしたらショウヘイが本当に打った。俺はヤツの顔を見てやったんだけど、『今は黙るしかないだろ?』って思ったよ。ヤツはずっと話しかけてきたけど、最後はスポーツマンだったよ」と振り返った。これにはラックスも「それ見たよ」と笑い声を上げた。

ドジャース専門メディア「Dodgers Nation」のポッドキャスト番組「Dodgers Dougout」に出演したジーンさんは「彼がこっちに来るって分かったよ。『10打数ノーヒットって言ってたでしょ!』ってハイタッチされたんだ」と明かした。

ジーンさんは自身のインスタグラムで、大谷とハイタッチする写真を投稿。試合中はパドレスのキャップとユニホームを身にまとっていたが、「いま俺ドジャースファンだよ」と絵文字を添えて投稿した。別の投稿では、自身の写真が掲載された日刊スポーツの紙面をアップした。

試合後にも大谷からハイタッチを受けたというジーンさんは「試合後も俺のところにハイタッチしに来たんだよ。選手たちとのハイタッチが終わってからね。俺を見てハイタッチして、投げキスをして帰ったんだぜ? 最高だったよ。本当にリスペクトするよ。彼も笑ってて楽しんでたよ。ポストシーズンでドジャースと当たったら、また同じ席を買ってヤジを飛ばすよ」と大笑いしていた。

ジーンさんはサンディエゴ出身で、普段はマーケティングの指導などを行っている。インスタグラムのフォロワーは24万人を超え、75カ国の20万人にマーケティングを教え込んできたという。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 「ショウヘイ、頼むからヤツを黙らせろ」ベッツがあのヤジ男撃退に喜び「ヤツの顔を見てやった」