広島対中日 プロ初勝利の高(左)と新井監督(撮影・加藤孝規)

<広島3-1中日>◇1日◇マツダスタジアム

今季初登板、プロ初先発の広島2年目左腕・高太一投手(24)が、6回1失点でプロ初勝利を飾った。93球を投げて5安打5三振。粘り強い投球が光った。2年目左腕の好投に打線もこたえた。高に代打が出た6回裏2死一、二塁から、小園海斗内野手(25)が左翼越えに2点タイムリー塁打を放ち、逆転に成功した。7回にも1死三塁から、代打秋山翔吾外野手(37)の二ゴロの間に、三塁走者大盛穂外野手(28)が本塁に突入。ヘッドスライディングで捕手のタッチをかいくぐり生還し、貴重な3点目を奪った。4位中日との対決で先勝し、ゲーム差を0・5とした。

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試合後の新井貴浩監督(48)の主な談話は以下の通り。

-高がチャンスをつかんだ

緊張したと思うけど、しっかり腕も振れていたし、何より打者に向かっていっている気持ちが出ていたと思うので。すごくいいものを見せてくれたと思うし、本人も、いい経験になったと思う。また次の登板、楽しみにしたいです。ナイスピッチングでした。

-本人はファームで直球とスライダーを磨いたと

成長していると思うし、高はね、気持ちが強い子なので。去年も最終戦投げた時にファームと投げている時とは別人のようだった。今日も、期待以上のピッチングをしてくれたと思います。そういう意味ではハートの強さというのを感じますよね。

-7回の大盛の好走塁

大盛、すごい走塁だったと思いますね。彼は打つだけでなく、守ること、走塁もトップレベルだと思うので。あそこのホームへの走塁というのも、すごく大きかったね。大きかったと思います。またアキ(秋山)もね、追い込まれながら粘ってね。大盛がランナーだから何とか前に飛ばせばチャンスがあると思っていたと思うね。そこら辺は信頼関係だと思います。素晴らしい走塁だったと思います。

-久しぶりのカード頭での勝利

そうやね。頭とか、今はあんまり考えていないね。1戦1戦と思ってやっているんで。でも今日、高が初先発で、スタメンも若い選手がいた中で、こういう試合で勝てたというのは、やっぱりチームにとってはいいことだと思いますね。

-限定ユニホームだったが

デザインもいいし、軽いし、発汗性もいいし、着やすいですよ。

-約1カ月ぶりの連勝

あー、そこはね、あまり考えていないよね。もう前しか見ていないから。前しか。勝とうが負けようが次の次、って前しか。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【広島】新井監督、プロ初勝利の高に「いいものを見せてくれた。ハートの強さ感じる」/一問一答