レッズ対ドジャース 4回裏レッズ無死一、三塁、降板しベンチ裏に引き揚げる大谷(撮影・垰建太)

大谷、復調なるか-。ドジャース大谷翔平投手(31)は、1日(日本時間2日)からフロリダ州タンパでのレイズ3連戦に臨む。「二刀流」で出場した前日のレッズ戦では、4回途中に「右臀部(でんぶ)のけいれん」で緊急降板。試合後、過去数日間は体調不良と脱水症状だったことを明かしたが、大事にはいたらず、これまで通り「2番DH」で出場する見込みだ。

体力が低下気味の大谷にとって、亜熱帯地区のタンパは、決して望ましい環境ではない。本来であれば、ドーム球場のトロピカーナフィールドがレ軍の本拠地だが、昨年のハリケーン被害の影響で今季はヤンキースのキャンプ施設を使用。「高温多湿」の屋外で、しかも週末はデーゲーム2試合と、真夏の甲子園並みに身体的な消耗は避けられない。それでも、前夜の試合後に移動する際、大谷は休養日を前向きにとらえていた。「しっかり休んで、体調を整えて出場したいと思います」。

実際、今回の東地区遠征を乗り切れば、8月は西地区遠征のみ。その間、適度に休養日も含まれており、コンディション的にも立て直しやすい。「シーズン後半は休みが多いと思うので、日程的にはそこまでタイトなスケジュールではないのかと思います」。過去2試合で無安打に終わったとはいえ、体調さえ戻れば問題はない。優勝争いがヤマ場を迎える終盤戦へ向け、しばし立ち止まって、仕切り直すのも悪くない。(タンパ=四竈衛)

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 大谷翔平「しっかり休んで出場したい」休養奏功なるか…2番DHで2日から酷暑のレイズ3連戦