【ヤクルト】青柳晃洋「月10万円で野球できない」2A降格から帰国に至る経緯を告白/一問一答3
フィリーズ傘下2Aを自由契約となっていた青柳晃洋投手(31)が31日、ヤクルトと正式に契約合意し、都内の球団事務所で入団会見を行った。
昨オフに阪神からポスティングシステムを利用し、フィリーズとマイナー契約もメジャー昇格は果たせなかった。
昨季まで9年間、プレーした阪神では通算61勝をマークした。21年からNPB史上初の2年連続最多勝と最高勝率のダブルタイトルに輝き、22年は最優秀防御率を含む投手3冠を獲得した。
ヤクルトでは現状、昨季に続き、今季もここまで規定投球回に到達した投手がいない。先発陣の強化は長年の課題で、青柳はローテの一角を担う存在と期待される。
【青柳の一問一答《3】
-日本に戻ってきた経緯は
「そうですね、難しいな。リリースされてから帰ってくるまでの期間短かったので、みんなそう思ってますけど。僕は2Aに落ちてから1カ月半ぐらいずっとMLB球団を探してて、1カ月半ぐらい探している中で、それでもやっぱりMLB球団がなかったので、こっちの(新規契約)期限もありましたし。米独立だったりメキシコって部分も考えてたんですけど、家族がいて、僕がわがままで行かせてもらってるので、これ以上わがまま言えないなと思って、自分で決断したのがNPB復帰でした」
-ご家族の優先度が
「いや、そう書かれると、家族的にはそうでもないので。僕が勝手に決めたことなので。一家族を支える身として、婚約者はわかってくれると思いますけど。さすがに月10万円で野球はできないので。独立とかになったらそういう風になってしまうので。そういう部分で、自分で全て選択した中で、自分のキャリアの中でNPBに戻るのが最善かなと思ったので、そういう決断をしました」
-野球観の変化は何が一番か
「やっぱり配球が違ったりとか、やっぱり野球の、ピッチャーが投げることに対しての価値観が全然違うので。僕だったらその投手の一番いいボールを多く投げるみたいな感覚が多かったですし、とりあえず真ん中に投げなさいっていう感覚もそうでしたし。配球で見せ球とかもあまりなかったので、相手が打てないところをとことん投げ続けなさいっていう考えでしたし。そういう部分ではほんとに日本とは違う考え方だなって思いましたね」
-お母様がヤクルトレディーだと自宅にグッズが
「帽子は常にありましたし。僕自身、神宮何回も見に来たことはあるので」
-ヤクルトファンといううわさが
「それはうわさってことにしときましょう(笑い)」
-ヤクルト製品も飲んでいたか
「もちろんです」
-製品は何が好きか。冷蔵庫に入っていたり
「全商品入ってました」
-それをお風呂上がりに
「風呂上がりかどうかはわかんないですけど、本当に冷蔵庫の中にはいつでも入ってる感じでしたね」
-そのお母様からは入団にあたって何か言葉は
「いや、特にないというか。ヤクルトって、本当に多分ファンの方と同じ段階で知ったと思うので、ほんとにNPBに帰って来られてよかったねって、野球がまだ続けられてよかったねっていう話をしましたね」