大谷翔平「ロドロの球が見えていなかった」今季2回目の1試合4三振、ロバーツ監督は復調に期待
<レッズ4-5ドジャース>◇29日(日本時間30日)◇グレートアメリカンボールパーク
ドジャース大谷翔平投手(30)は29日(日本時間30日)、敵地でのレッズ戦に「2番DH」で出場し、5打数無安打4三振と、6月17日以来、今季2回目となる1試合4三振を喫した。前日までの連続安打試合は「9」でストップした。
レ軍の先発左腕ロドロに対し、大谷はまったく対応できなかった。初回はカーブで空振り三振、3回は速球を見逃し三振、5回はカーブで空振り三振。さらに、7回は救援右腕アッシュクラフトのスライダーに空振り三振。ボールゾーンに手を出す悪いパターンの連続で仕留められた。
だが、大谷不発でもド軍は流れを引き寄せた。7回にスミス、フリーマンの連続適時打で2点差を追い付き、9回には再びスミスの適時打で勝ち越し。敵地で連勝を飾った。試合後のロバーツ監督は「とても質の高い打席が多かった。ブルペンもファンタスティックだった」とチーム一体の勝利を強調。その一方で、大谷に関しては「今夜は、明らかに(先発)ロドロの球が見えていなかった。特にこの(狭い)球場では右翼に打つ必要はない。明日は広角に打つように戻すことだ」と復調に期待した。
その大谷は30日(同31日午前8時10分開始予定)、復帰後7戦目の先発マウンドへ向かう。今季最長の4イニングの予定で、1発が出ればメジャー本拠地30球場制覇へ「王手」となる。打って、投げる、本来のリズムをつかめば、ド軍の3連勝も見えてくる。(シンシナティ=四竈衛)
▼大谷が自己最多タイの1試合4三振。4三振は6月17日以来今季2度目で、通算では6度目。1試合で4打席連続三振は、21年7月17日マリナーズ戦で第2~5打席で喫して以来2度目。第1打席から4打席連続三振は通算981試合目で初めて。大谷から1試合3三振を奪った投手は、レッズ先発のロドロが13人目。