ウエスタン中日対阪神 6回裏中日1死一、二塁、森駿(右)は右越え3点本塁打を放ちタッチを交わす(撮影・森本幸一)

<ウエスタン・リーグ 中日8-2阪神>◇30日◇バンテリンドーム

ドラフト3位の高卒ルーキー森駿太内野手(18)が2軍戦で“バンテリンドーム1号”を放った。

6回1死一、二塁の場面で代打で登場。1ボール1ストライクからの阪神育成松原の低め134キロカットボールに崩されたように見えたが、豪快にすくい上げ右翼ポール際へ4号3ランを突き刺した。

「打った瞬間ホームランと分かりました。感触はよかったです。バンテリンで打てたことはなによりですし、チャンスで打ててうれしい。自信になった」と笑顔で話した。「いい意味で抜けるというか、バット、ヘッドが走りました」と左打者の泣き所の内角低めへ食い込む右投手の変化球を188センチの長身を器用に崩し対応した。

今季は2軍で40試合に出場し打率2割2分6厘、4本塁打、10打点。出場11試合ぶりの本塁打だった。落合英二2軍監督(56)は「こういうところで打てるので、フレッシュ球宴で打っておけよっていう話ですけどね」と笑いながら「ここで打てるのはたいしたもの。あの長打は魅力。今までは来た球を何でも打っていたがちょっと頭使うようになってきたしスイングは落ちてない」と評価した。打力を生かした内野手として大きく順調に育っている。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【中日】ドラ3の高卒ルーキー森駿太が2軍戦で“バンテリンドーム1号”「自信になった」