菊池雄星5勝目お預け 5回1死まで105球を投げ10安打4失点、無四球5奪三振で降板
<エンゼルス-レンジャーズ>◇29日(日本時間30日)◇エンゼルスタジアム
エンゼルス菊池雄星投手(34)が本拠地でのレンジャーズ戦に先発し、5回1死まで105球を投げ10安打4失点、無四球5三振で降板した。1点リードの場面でマウンドを降りたが、代わった投手が菊池の残した走者をかえして勝ち越され、今季5勝目はお預けとなった。
初回、先頭に安打を浴び、次打者にも連打されたが、幸いにも一塁走者が三塁でタッチアウト。続く3番セミエンを中飛、4番ガルシアを右飛に仕留めて無失点で切り抜けた。
1点の援護をもらった直後の2回は、再び先頭に安打を許すも後続をきっちり抑えた。3回は2死から安打と味方の失策が絡んで一、二塁のピンチを背負ったが、最後はガルシアを右飛。4回には7番ヒガシオカにフルカウントから8球目スライダーを捉えられ、ソロを浴びた。
3-1となった5回は先頭に死球、次打者に左前打を浴びて一、二塁となり、1死後にガルシアに適時打を許し1点差。なおも1死一、二塁で、二塁走者をけん制でアウトにし、最後は5番ヤングをフルカウントから7球目のフォーシームで空振り三振に仕留めた。6回も続投し、1死から連打を打たれ一、二塁に走者を残して降板。代わった2番手左腕バークが勝ち越し打を浴びて菊池に計4失点が記録された。
菊池はこれで今季23試合で防御率3.30。ここ6試合は球数がかさみ、6月25日のレッドソックス戦で7回を投げて以降は6回を投げ切れていない。